2021年8月 自宅鑑賞映画ベスト10
日常生活が充実していないと
小説や映画や音楽の中に逃げ込んでしまう
それらの物語の中の世界は
あまりにも心地よくて
その世界から出たくないと思ってしまう
しかしそんな心地良い物語にも
必ず終わりが来てしまうものである
終わりが来た瞬間に厳しい現実がのしかかる
その苦しい重圧に耐えかねて
また次の物語の中へと身を委ねてしまう
この繰り返しの日々でなんとか生きています
先月はそんな現実逃避の日々を
わりと多めに過ごしていました
8月は23本の映画を自宅鑑賞しました
その中から独断と偏見でランキングにしました
それではどうぞ!
10位
『火垂るの墓』
8月は終戦日ということもあり
毎年、何かしらの戦争を題材にした映画を観ている
この映画を初めてみたのは小学生の頃で
子供の目にはかなり衝撃的な内容だった
いま観ても目を背けたくなるシーンが多くある
しかし戦争映画を作るなら、それで良いと思う
戦争映画は事実を忠実に悲惨に描いて
もう二度とこんな愚かな事はしてはいけないと思わせてほしいと思う
9位
『アルプススタンドのはしの方』
普段、光の当たらない
はしの方にいる人達にスポットを当てて
輝きを宿す物語は大好きです
どんな人間にも様々なドラマや欲望や心の動きがある
そんな人達のポジションからくる深層心理に共感をしてしまう
他人を応援できる人間って強いですね〜
8位
『スペシャルズ!』
『最強のふたり』の監督作品
全く違う人間同志を組み合わせて
その摩擦を物語にするのが上手い監督ですね
共存と成長。人間と人間が支え合って生きる
社会に上手に適応できない人にも
住みやすい優しい世の中になってほしいです
やはりバディ映画は大好物です
7位
『ソウ』
ワンシチュエーション映画の先駆け的な映画ですかね
初めて観たときは飛び上がるほど興奮した
久しぶりに観ましたが、やはり面白いです
あらゆる創作活動において言えますが
『お金がなければ頭を使えばいい』
そんなアイデア勝負の低予算映画は大好きです
6位
ジム・ジャームッシュ監督作品では一番好きです
この3人の絶妙なバランスと男くさい人間模様は
ストーリーともマッチしていて最高に好きです
穀潰しの男たちの儚いその末路もグレートです!
男に生まれて良かったと思える映画
5位
『ドント・ブリーズ』
続編が公開されるということもあり観ました
とにかく恐怖を促す設定が素晴らしく
その脚本と演出も恐ろしくて
強靭なパワーのある映画でした
観たことのない発想の映画を観るとワクワクしちゃいます♪
続編も悪くはなかったですが
圧倒的にこっちの方が好きです
4位
『82年生まれ、キム・ジヨン』
古臭い価値観や差別的な風潮などに苦しむ
現代の女性の心の葛藤が見事に描かれていた
社会的メッセージ性の強い映画でした
多様性が叫ばれる現代でも
まだまだ苦しんでいる人が沢山いる現状
柔軟性に欠けた頭の固い人達がこの世にいなくなるまでは
多様性のアップデートは難しいのかもしれませんね…
社会的に権力のある人がこの映画を観て
悪しきルールを変えてほしい
3位
『来る』
澤村伊智さんの原作を読んで
この物語を映像化にするのは絶対に不可能だと思いましたが
めちゃくちゃ面白かったです
とにかく演出と脚色が素晴らしい!
中島哲也監督って、やっぱり凄いんだなと感心した
豪華なキャストでお金もたくさん使っていて
こういう振り切った日本映画って少ない印象です
もっともっと、こんな観たいです☆
2位
『許された子どもたち』
『あなたの子どもが 人を殺したら どうしますか?』
これはとんでもなく凄まじい映画だった…
人を殺しても少年法に守られる非道な少年
その少年を無条件に擁護し続ける親
その少年に子供を殺された親の心境
非常識な社会やマスコミからの執拗な罵詈雑言
多くの人に観て考えてみてほしい映画です
主演の少年の恐ろしい目つきが印象的でした
※自分は少年法をもっと厳しく改正するべきだと思います
そして8月のトップは…
1位
『まともじゃないのは君も一緒』
面白い!面白い!面白い!
大好き!大好き!大好き!
最高!最高!最高!最高!
この2人のやり取りは永遠に観ていられる
すべてがパーフェクトで最高な映画でした!
成田凌さんのあの笑い方は素晴らしく愛おしい
今年の上半期ベスト10に入れてる人も多かったですよね
観ていない人は是非、観て楽しんでほしいです
この映画は年一回は観る最高のやつです☆
【おまけ】
これは酷かったです…
藤原竜也さんとの相性はかなり悪いようです
ごめんなさい。
今月もたくさんの映画に救われました
映画って本当に素晴らしいですね〜
それではまたCiao!