『尾瀬旅行記(前編)』
いつか行ってみたい
いつか観てみたい
いつか訪れてみたい
いつかやってみたい
いつか…いつか…いつか…いつか…
いつか…いつか…いつか…いつか…
いつか…いつか…いつか…いつか…
《いつか》は永遠に《いつか》で終わってしまい
《いつか》なんてものは大抵やってこない
やる奴は既にやってるし
やらない奴はいつまで経ってもやらない
《いつか》を願望で終わらせるのか実際に行動に移すかで
人生や人間力が大きく左右される
自分は《いつか》を実際にやってる奴が好きだし
自分も《いつか》を実際にやってる人間でありたいと思っている
その《いつか》を実行するべく
週末に旅へ行ってきました
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
午前5時30分
眠い目を擦りながら玄関の鍵を閉める
肌寒く薄暗さのある空を感じながら
自動販売機でホットコーヒーを買い
車のドリンクホルダーに差し込む
エンジンの音と音声案内の機械的な声が
旅の始まりの合図を告げる
出発。
見慣れた街並みを感じ走りながら
『もう2度とここへは戻ってこねーぞ!』
と心の中で叫びアクセルを踏み込んで
高速道路のゲートを通過する
まだ早朝だというのに車の量が多い
どこかへ行くのか、どこかへ帰るのか
皆んな様々な理由で高速道路を走っている
少し休憩したくなり大好きなサービスエリアに寄る
ここのSAは大きくて広くてお店がたくさん並んでいて
サービスエリア界のエースストライカーでもある
『上里サービスエリア』
・綺麗なトイレ・多彩な自販機・快適なベンチ。
今回も見事にハットトリックを決めてくれました
都心からかなり離れて、この辺りから
空気も澄んでいて深呼吸がとても気持ちいい
緊急事態宣言が解除されたからなのか
まだ朝早かったのに車も人も多く
皆んな上里SAのフィールド内を楽しそうに休息していた
《ken'sサービスエリア格言》
“アイスクリームを持ってる人が多いサービスエリアは魅力的なサービスエリアだと言っていい"
そして東京から約3時間30分
今回の旅の目的は『癒し』だったので
群馬県にある目的地へ到着。
前日に台風が過ぎ去ってくれて
青空。青空。青空。
気候も湿度も最高で
透き通った空気や緑の匂いなど
五感で自然を感じることができて
とても幸せな気分に満たされた
『尾瀬国立公園』
総面積は37,200haらしいです
かなり大きい公園です
東京ドームでいうと約8,086個分みたいです
余談ですが、この東京ドーム何個分って例えありますよね
昔からこの例えがあまりピンとこないんです
その理由は家に東京ドームが無いからだと思います
わかりやすく例えるならもっと身近なモノで例えてほしいですね
この東京ドームの例えって最初に誰がしたんですかね
あまりセンスがよくない例えだと思います
ちなみに、その東京ドームの大きさを畳で例えると約28,861畳になるみたいです
これを4畳半の部屋にすると約6,413部屋分になるらしいです
仮に畳2畳で布団を一組敷くことができるとすると
東京ドームでは大人14,430人が布団を敷いて寝ることができるようです
…なるほど
………
超どうでもいいですね…
話がそれましたね
尾瀬公園の続きに進みますね
今回の旅のメインイベントはハイキングでした
ただ歩くためのだけに車を飛ばして他県へ訪れるのは
とても贅沢だと思ったのもあり尾瀬に行きました
わりと人も沢山いて
子供を連れた家族も多かったです
大きな森の中をただひたすら歩く
普段、ビルや人で溢れている中で生活していると
疲れてしまっている事にも気付かずに
毎日をただ消化しているだけかもしれないと
ここへ来てみて日常を俯瞰で感じることができた
《人間らしい暮らし》って何なんでしょうかね
ここ数年で自分にとっての『贅沢』の価値観が
少しずつ変化してきています
今まで自分がこだわってきたモノや
必死になってしがみついてきたモノへの
不毛さや無意味さがどんどん露呈され
それらがどんどん削ぎ落とされていく
自然にはそんな不思議なチカラがあると思う
とても素敵な遊歩道です
無心になって歩く歩く歩く
目的も目標もなく、ただただ歩く
すれ違う人たちが『こんたちわ』と挨拶をしてくれる
挨拶ってとても良いコミュニケーションだと改めて思う
初めは恥ずかしさもあり声が小さくなっていましたが
徐々に慣れ気持ち良くもなってきて後半には
元気よく挨拶を出来るようにもなってきました
知らない人と挨拶をするのは気持ちがいいものですね
人との繋がりに疲れて、ここへ来たのに
人との繋がりに救われるなんて思わなかったです
外国の子供たちからは『Hello』という声も聞けた
嬉しくなり渾身の『Hello』を返した
正確には少し格好つけて『ヘェロォゥ』と返した
『ヘェロォゥ』って…とも思いましたが
その渾身の『ヘェロォゥ』に
外国の少年が若干ニヤッと微笑んでくれて嬉しかった
しかし『格好つけたのがバレたかも?』とも思ってしまい
恥ずかしくなり歩く足を早めて先へ進んだ
↑綺麗なトイレを使いたいので
公衆トイレにお金を払うシステムは大賛成です
お金を入れたかを監視する人がいないのに
皆さん自主的に100円を入れている姿は
とても清々しく感じました
人間の善意って素晴らしいですね
大きな広場に到着したので
お弁当を食べた
自然の中で食べるお弁当って美味しいですね
ピクニックなんて小学生以来してなかったと
思いめぐらせながら感慨深く堪能しました
結局、尾瀬国立公園を3時間くらい歩いた
疲れたのは疲れたけど
心地良い疲労感でリフレッシュできました
本当に素敵な場所なので
心が疲れている人には絶対にオススメです!
ここからは尾瀬公園の帰り道での悲劇の話です
実は尾瀬へのハイキングコースまでは
直接、自家用車では行けません
山の下の駐車場に車を止めて
バスやタクシーで20分程かけて
登山口へ向かうシステムになっていました
行きはよかったのですが帰りのタクシーの運転手の運転が荒々しくて
山道のクネクネ道を猛スピードで走っていたら
徐々に脂汗が出てきて胃液も込み上げてきてしまった…
やばい…
気持ち悪い…吐きそう…
もう少し丁寧に運転してくれ…
そうなんです。自分は乗り物酔いが超絶に酷いんです
『酔いのケン』といえば関東でも
そこそこ名が通るほどの有名な酔い男なんです
↓詳しくはこちらに記載してます
早く着いてくれ…
さっき食べたお弁当たちが喉の奥でスタンバイしている
その時、なぜか頭の中ではCHAGE&ASKAの
『YAH YAH YAH』のサビが無限ループしていた
早く着いてくれ…早く降ろしてくれ…
YAH〜YAH YAH〜YAH YAH YAH〜…
早くチャゲアス鳴り止んでくれ〜…
死のドライビング&死のYAH YAH YAHは
体感では1時間ほどに感じた
ですが、なんとか頑張って目的地の駐車場へ到着できた
ヘロヘロにダルダルにグロッキーになってしまい
その場に座り込んで40分くらい動くことができなかった
ちなみにその時はスローバージョンの
『YAH YAH YAH』が脳内で無限ループしていました
時間が経つにつれて
ようやく酔いもYAH YAH YAHもストップしてくれたので
気を取り直して予約していた宿へ向かうことにした
その道中で素敵なお店を発見した
めちゃくちゃナイスな店構えに興奮した
車で走ってて、こんな風情のある店が飛び込んできたら
寄らない奴はいないのでは?!って感じるお店でした
もちろんコレを食べることにした
その場で皮を剥いて焼いてくれました
ジューシーで甘くて、まるでジュースを飲んでいるようでした
生涯ベストもろこし!でした
夜景の見える綺麗な高層ビルの高級な料理よりも
自然に囲まれ道端で食べる
とうもろこしの方が自分は圧倒的に好きです
そんな、とうもろこしのような気取らない女性が自分は好きです
本当の贅沢って、こういう事を言うんでしょうね
お店の陽気なおばちゃんに最愛のご馳走さまをして
予約していた宿に向かうことにした
今回はここまでです
続きはまた明日か明後日に更新する予定です
それではまたCiao!