5月自宅鑑賞映画ベスト12
約一か月ぶりの久しぶりの更新です
なんだが想いを文字にするモードになりませんでした
これからはもう少し更新していきたいと思ってます
(自由気ままなので未来のことはわかりませんが…)
今月からやっと映画館でも新作の映画が公開されるようになりましたね
映画館という空間に身を置くと日常の嫌な事を忘れて非日常へと誘ってくれエネルギーがチャージされる
映画館へ行けない期間が
映画への愛を再び認識させてくれました
5月は34本の映画を自宅で鑑賞しました
今月は良い映画が多かったので
ベスト12をランキング形式で発表します
余談多めです!
それではどうぞ!
12位
『走れ、絶望に追いつかれない速さで』
中川龍太郎監督の描く世界は
詩的で説明があまり無い
なので物語の余白を想像したり
己で解釈して映画を楽しむ事ができる
『四月の永い夢』も観ましたが
誰かと語り合いたくもなり
再度、物語に触れたくもなる素晴らしい監督さんです
中野太賀さん凄い役者さんですね。
今後も期待が膨らみます
11位
『バーフ・オブ・イット』
話題になっていたNetflixオリジナル作品
あまり期待せずに観ていたら、途中からどんどん引き込まれていく映画ってありますね
そういう映画に当たると嬉しくなる
テレビの深夜のロードショーは、またにそんな現象に陥ることがあります
物語と会話が率直に面白かった
終盤に思わぬ方向に進んでいく展開も好きでした
メールって相手の顔が見えないと思われがちだけど
文章にはその人間の全てが露わになってしまうものだと思う
キャスティングが絶妙でした
10位
『幸福なラザロ』
純粋無垢。超善人。
騙されても疑うことを知らないラザロに対して
己の善悪を判断する《踏み絵》のような人間だと感じた
真っ黒な世界に舞い降りた真っ白な存在。
絵の具でいうと黒と白が混ざったら
どっちの色が強くて、どんな色になるんでしょう
もしもラザロのような人間に出会ったら
自分の心の汚さが露呈され自己嫌悪になると思う
9位
『愛の渦』
人間人間人間人間人間
肉欲に溢れる人間たち
人間は動物なんだ感じた
また人間の触れてはいけない卑しく柔らかい部分を
辛辣に描くところにも人間を感じた
自分は感情よりも理性が勝ってしまい色々な事でブレーキがかかってしまう
もしも自分の中の理性のリミッターを外したらどうなるのか?と興味が湧いた
本能で生きる人間は良くも悪くも人間的で素敵です
8位
『GO』
自分は人種や差別の問題に敏感に反応してしまう傾向がある
なぜそんな不道徳な行為が無くならないのかと不思議でならない
いじめも含めて、もしかしたら差別意識って人間が誰しも持っている本能的なものなのだろうか?
この映画は本当の強さや優しさや厳しさなど
人間として生きる為に大切なものが詰まっていて
人種の境界線をぶっ壊し差別の愚かさを問う映画でした
※戦争と差別はこの世界から今すぐに無くなってほしいです
7位
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
学生の頃の話ですが、映画好きの友達とタランティーノ作品について口論をした事がある
自分はタランティーノ作品が大好きだと話をしたら
『タランティーノ映画を好きな奴は映画をわかってない』と罵ってきた
自分もタランティーノ作品の良さを熱弁しましたが
お互いに一歩も譲らず、あやふやに終わった
それ以来その友達とは映画の話はしなくなり次第に距離も置くようになってしまった
いま思えば映画の話で熱くなれる友達がいるなんて幸せな事だったと思う
あいつ今頃なにしてんだろうか?
※ツイッターで映画好きの人たちを沢山フォローしてますがタランティーノの人気が高くて嬉しいです
6位
大好きな監督『マーティン・スコセッシ』
大好きな役者『ロバート・デ・ニーロ』
この2人のコンビの映画は全作品が大好きです
好きな映画監督と好きな役者を5人あげるとしたら絶対にノミネートする2人でもあります
スコセッシもデ・ニーロも若い時の作品は
ギラギラと狂気的なエネルギーに満ち溢れていて魅力的で心惹かれる
※たま〜に街で『タクシードライバーのTシャツ』を着ている人を見かけると
ついつい話しかけたくなってしまう
『名作映画のTシャツ着てる奴には話しかけてもいい』という法律を作ってほしいなぁ
(あっ、でもタクシードライバーのTシャツ着てる奴はヤバい奴の可能性もありますね(笑)
5位
『37セカンズ』
映画館でも観ましたが、とにかく涙を流している人が多かったです
男は人前で泣くものじゃないと父親から教えられていたので
自分は泣かないように我慢してました笑
障がい者を扱う映画って表現の仕方によっては
差別にもなるし失礼にもなるし不快にもなる
(夏にテレビで放送する黄色いTシャツを着たチャリティー番組にはこんな不快さを感じてしまう)
なので短絡的に扱うと危険なテーマでもある
37セカンズにはそのような嫌な感じは全くしなかった
むしろ平等に一人の人間として障がい者を扱っていて清々しかった
良い映画って登場人物に無駄がなく
全ての登場人物に感情移入ができる
キャスティングも含めて誰にでもオススメしたい映画です
4位
主演ジョン・ヴォイトとダスティン・ホフマンのバディ映画
アメリカン・ニューシネマの代表作ですね
何度も言いますが自分はバディ映画とアメリカン・ニューシネマが大好きです
現在の便利で合理的な時代よりも
まだルールに遊びがあった古き良き時代には
たまらなく憧れ惹かれてしまう
なんかこの時代のアナログ感ある映像や役者の醸し出す雰囲気は色香があり魅了されてしまう
最高の凸凹コンビで何回も観てしまう名作です
3位
『葛城事件』
共感性ゼロ。理解不能。嫌悪感満載。
でもなぜか釘付けになってしまう登場人物たち
無茶苦茶なクズ人間ばかりだけど
少しの歯車の違いで自分も愚かになってしまう可能性もあると怖くなった
モンスターはモンスターに成るまでの環境がある
モンスターにはモンスターなりの理論や理屈がある
そしてモンスターは自らをモンスターだなんて思っていない
この映画の登場人物の中で一番狂っているのは誰でしょうか
誰かと語り合いたい衝撃作
不謹慎だけどラストのあの行動からの蕎麦を食べる行為で心のガッツポーズが出た。
2位
『ワンダー君は太陽』
断言します!
この映画は全人類が見るべき映画だと思います
映画って好みもあるし人に勧めるのは苦手ですが
この映画はそんな趣味嗜好の壁はぶっ壊れるほどの良質な映画です
説明不要!!眼で観て心で感じてください!!
そして観た人がこの映画をまた別の誰かに伝えて数珠繋ぎのように世界中に広まってほしい作品です
そして第1位は…。
1位
『グラン・トリノ』
映画界のレジェンドがレジェンド級の映画を
世の中に放ってしまった
オールタイムベストに入れたい超名作です
映画が好きでよかった!
映画に出会えてよかった!
こういう感動をする為に俺は映画を観ている
クリント・イーストウッドからのメッセージを是非とも受け取ってほしいです!
素晴らしい映画を観た後は退屈な日常がキラキラして見える
そんな素晴らしい映画です
5月もたくさんの良い映画に救われた
映画は娯楽という捉え方もありますが
自分の中で映画は間違いなく娯楽を越えている存在で
自分の人生になくてはならないモノです
街の映画館が潰れていくのは残念でなりません
今後も映画館へ足を運んで映画で感じた事を文字にしていきたいです
【後記】
好みの映画もあれば当然、嫌いな映画もある。
今までに数千本くらいの映画を観てきましたが
おそらく生涯ワースト級の作品に出会いました
その一本をご紹介して終わります。
『少年たち』
【???????????】
何なんだ?この映画は?
不条理?異次元?超現実?
何なんだ?この映画は?
まったくもって意味がわからなかった
何なんだ?この映画は?
この人たちは何をやっていてるんだ?
そして俺は何を観せられているんだ?
デヴィッド・リンチ的なアプローチ?
アリ・アスター的なカルトホラー?
まったく意味がわからない。
こんな理解を超越するヤバい映画は初体験でした
無茶苦茶でした。とにかく無茶苦茶でした。
ファンの方ごめんなさい。
酷かったです
生涯ワースト級の映画でした
まぁ好みなんて人それぞれで正解なんてないですよね
またこんな不快で不可解な体験ができるのも映画の醍醐味でもありますね
なので貴重な体験でした。
ここまで読んくれてありがとうございます
いつも感謝の気持ちでいっぱいです
明日が皆さんにとって健やかな1日でありますように
それではまたCiao!