徒然なるままに…。

自由に気ままに綴ります

『草津旅行記(後編)』

楽しい旅行から帰ってきた後の

 

虚無感はとてつもなく重く苦しい

 

旅行先で出た下着や靴下などの洗い物を

 

洗濯カゴに入れている瞬間の絶望感は

 

まるで世界が終わってしまったかのように思える

 

そんな悲壮感のなか、この旅行記を綴っています

 

皆さんがクリックをしてここへ来て

 

読んでくれているだけで救われます

 

本当にありがとうございます

 

では草津旅行記の後編です

 

 

 

 

 

 

温泉まんじゅうや温泉卵などを食べながら

 

草津の街を散策する

 

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草津は意外と若い人が多くてビックリした

 

とても渋いチョイスで好印象です

 

また集団の若い人達のマナーの良さにも驚いた

 

普通は旅先で集団になったら騒いだり調子に乗ったり

 

ナンパなどをしたり誘いを待ったりして

 

羽目を外すものだと思ってましたが

 

皆さん常識的に楽しんでいて

 

時代と共に価値観も変わってきてるのかなと

 

とても感心してしまった

 

まぁ草津という情緒ある街を旅行先に選ぶ人は

 

マナーのある人が多いのかもしれませんね

 

 

 

 

まだまだ散策

 

温泉の成分なのか何なのかは不明ですが

 

温泉が溜まる場所はクリーミーな色になっていて

 

その色が、かなりグロい…

 

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映画好きにはわかるかもしれませんが

 

このクリーミーな色を見て

 

裸のランチ』という映画を思い出してしまった

 

↓コイツが脳内に現れた

 

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色見が似てる…あぁ気持ち悪い…

 

この映画はあまりにも気持ち悪くて

 

途中でギブアップしてしまった程です

 

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もしかしたら監督は撮影前に草津に来て

 

イデアを得たのかと思うほどの類似色

 

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たぶんコイツは硫黄の匂いがするんだと思う

 

うぅ気持ち悪い…

 

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ちなみに草津の排水溝にもコイツは

 

薄っすらと、へばりついてました


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あぁ〜気持ち悪い…

 

 

 

 

 

 

そして旅館へチェックイン

 

今回の旅はのんびりと過ごす事が目的だったので

 

創業450年の歴史ある旅館に泊まることにしました


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俳人小林一茶も訪れた老舗の旅館みたいです

 

とにかく旅館のスタッフの対応が本当に素晴らしかった

 

オモテナシの精神

 

日本が誇れる文化ですね

 

普段の旅行ではホテルに泊まるのですが

 

旅館の和室の部屋もいいものだと感じた


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甲冑がある宿は良い旅館という持論を待ってみようかなと

 

ロビーでふと思いましたが

 

たぶん伝わりづらそうなので

 

人に言うのはやめる事にしようと思いました

 

↑どうでもいいですね

 

 

 

 

部屋で少しくつろぎ、浴衣に着替えて

 

早速、温泉へGOすることにした

 

草津の温泉は日本三名泉の1つという事もあり

 

本当に素晴らしいお湯でした

 

とくに露天風呂では

 

『ゔぁ〜〜〜いぃ〜〜』と

 

ジジイみたいな雄叫びをあげてしまうほど

 

気持ちよかったです

 

脳内ではドリフターズの『いい湯だな』が無限にループしていた

 

『ババンババンバンバン』の部分を歌ってから

 

すぐに『アビバノノン』の合いの手を

 

一人二役で歌うのは隙間がなくて

 

とても難しいことだなと脳内で思いました

 

↑超どうでもいいですね

 

 

 

 

 

 

そして夕食。

 

スタッフの人が部屋に食事を持ってきてくれるシステムだったのですが

 

スタッフが部屋に入ってきて食事を配膳してくれている時の

 

あの数分間の無言の空気感はとても苦手でした…

 

気さくに話しかけられる能力があればいいのですが

 

人見知りの自分にはそんな能力は皆無なので

 

無口で頑固な日本男児風の男を演出して

 

なんとか無言の気まずい雰囲気を乗り切った

 

あのような時は一体どんな距離感の会話をするのが正解なのかわかりません…

 

皆さんはどうしてるんだろうか?

 

意外と皆も日本男児を装っているのかもしれないぞ!と思って納得することにした

 

 

 

 

夕食はかなり豪華でした


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皿の上にのっている半分くらいの食材が

 

何なのかはわかりませんでしたが

 

とにかく全部が美味しかったです

 

他にもどんどん食べ物が運ばれてきましたが

 

こちとら日本男児風を装うのに忙しくて

 

写真を撮るのを忘れてしまいました

 

 

 

 

 

夕食を食べ終え時計を見たらまだ19:00。

 

部屋の窓から見える景色を眺めて、くつろいだ

 

何となく自分の人生について考えてみた

 

普段の生活で何かに締め付けられて

 

生きている自分自身に疑問を感じたりもした

 

もっと自由に気ままに生きても良いのではと思った

 

日本という国は他国と比べても

 

かなり自由と安全が守られた国だと思う

 

しかしそんな自由な日本にいて不自由に生活をして

 

ストレスを抱えてしまっている自分がバカバカしく思えた

 

たった数時間、車を走らせれば

 

こんなにもフレッシュな気分になれるのに

 

それを普段からやろうとしないのは

 

何故なんだろうかと思った

 

草津に来てみて

 

日本にはまだまだ自分の知らない

 

素晴らしい場所が沢山あって

 

好奇心の赴くままに足を踏み入れてみたいと強く感じた

 

こういう事を考えられるきっかけになれたのは

 

旅に出てきたからだと思う

 

心の整理ができてスッキリしたので

 

そろそろ眠ることにした

 

眠い…

 

しかしホテルに比べて旅館はオバケが出そうで怖かった

 

創業450年という事もあり

 

450年分のオバケが出てくるのではないかと

 

不安で怖かったです

 

でも、もしも450年分のオバケがここにいたら

 

部屋の中はオバケでパンパンになり

 

逆に見えないのではないかと思ったりしてたら

 

疲れて直ぐに熟睡してしまった

 

 

 

 

 

翌朝。起床。

 

普段は起きるのは苦手ですが

 

今年いちばんスッキリと起きられたと思う

 

 

 

そして朝食。

 

品揃えも豊富でゴージャス

 

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(↑洗い物が大変そう)

 

普段は朝ご飯は食べないのですが

 

この量をペロリと平らげてしまった

 

 

 

 

そして朝の露天風呂へ

 

チェックアウトギリギリの入浴だったので

 

完全に貸し切りでお風呂を堪能しまくった

 

先日観た『子供はわかってあげない』という映画で

 

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水の中で浮くには死体になればいいと言って

 

死体の練習をするシーンを思い出し

 

これはチャンスだと思い

 

大浴場の広い湯船で死体になって

 

1人で湯船にプカプカと浮かんでやった

 

結構上手に湯船に浮くことができて嬉しかった

 

 

もしも、この一連の流れを誰かに見られてたら

 

死ぬほど恥ずかしいと思ったので

 

直ぐに死体になるのをやめて露天風呂を後にした

 

 

 

 

 

 

チェックアウトをして

 

車に乗り来た道を戻る

 

帰り道は悲しくなりましたが

 

心がリフレッシュできた事の方が嬉しくて

 

とてもポジティブに車を走らせることができた

 

アクセルを踏み込み高速道路を加速する

 

都心に近づくにつれ自然の景色が姿を消し

 

高いビルや密集した街並みが顔を出す

 

カーオーディオからはサイモン&ガーファンクルの

 

『スカボロー・フェア』が優しく流れる

 

いつもの見慣れた景色がとても新鮮に映る

 

また明日から少しだけ頑張ってみようと思えた

 

草津旅行、楽しかったです

 

ありがとうございました

 

 

END