『太宰治を巡る三鷹の旅』
世代や性別によって、この文豪への印象は違うと思う
作品を読んだことがある人と読んでいない人とでは
全然違う印象がある作家だとも思う
自分はなるべく色々な作家さんの本を読むようにしているが
いまだに、この作家を超える小説家に出会っていない
それだけ自分にとっては特別な存在である
没後73年が経過する
とても昔の出来事だ
週末、2年ぶりとなる三鷹へ
太宰治を巡る旅へ行ってきました
それではご覧ください!どうぞ!
まずはこちらへGO
有名な陸橋
当時とほとんど変わっていない印象で
噛み締めるように一歩ずつ階段を登りました
とても感慨深い気持ちになった
最近のニュースでこの歩道橋は老朽化により
取り壊されるかもしれないという記事を読みました
悲しいですが安全第一を考えると
仕方がないのかもしれませんね
興味がある方は取り壊される前に是非!
そしてこちらへGO
『太宰治文学サロン』
太宰治が住んでいた部屋の模型や
直筆の原稿用紙などが展示されてました
店内は撮影できませんでしたが素敵な展示でした
ヴィヨンの妻の鉛筆を買ってしまいました
この鉛筆で文章を書いたら面白いものが書けるのかも…
と夢見心地な気分になりましたが
勿体なくてこの鉛筆を削れない小心者だというのが現実でもあります
ここは入場無料なので是非!
そしてこちらへGO
『玉川上水』
太宰治が入水自殺した川ですね
現在は川の流れは緩やかですが
当時は自殺の名所といわれるほど
激流だったみたいですね
この場所が入水ポイントだったみたいですね
令和の現在では想像がつかない穏やかな場所でした
実は三鷹駅から続くこの道は
ジブリ美術館へと続く道でもあるんです
なので子供連れの親子やほんわかカップルなど
キラキラした人達がたくさん歩いていて
この場所の道のりは
光と闇の交わるロードでもあるのかなと思った
太宰ファンの自分はジブリファンに対して
少し申し訳ない気持ちでこの道を歩きました
そしてこちらへ
現在は太宰治を展示していました
太宰治の表札や直筆の原稿用紙や納税証明書まで展示されていた
それでも借金まみれだったというエピソードは
豪快で破天荒で大好きです
太宰治は本を所有していなかったとも書いてありました
意外ですよね!
小説家が本を所有していないなんて
なんかカッコいいと思ってしまった
太宰治の部屋も再現されてました
あの有名なマントの複製もありました
ちなみに自慢ですが青森の斜陽館へ行ったときに
太宰治の実物のマントを羽織ったことは自分の自慢したい
どうでもいいエピソードでもあります
その時の写真です↓
羽織ってやった!
そしてメインイベントのこちらへ
【禅林寺】
『太宰治のお墓』
桜桃忌は来週の6月19日ですが
すでにお花やお供え物が並んでました🍒
隣はご家族のお墓なんでしょうか
楽しげに並んで見えました
没後73年が経過した令和の時代でも
人の心を動かす小説のパワーは圧倒的で
たくさんの熱狂的なファンがいるのは
凄いことだと思います
とても良い空気を体感できました
実は太宰治のお墓の斜め右には
森鴎外のお墓もあるんです
森林太郎という本名はあまりしっくりこないですね
『高瀬舟』は名作ですよね。好きです。
多幸感に包まれながら
最後はこちらへGO
『古本カフェフォスフォレッセンス』
こちらも2年ぶりに訪れました
店内は太宰治で溢れてました
初版本など貴重な書籍を手に取り読むこともできます
残念ながら非売品でしたが
人間失格の初版本欲しいなぁ〜と思った
太宰治への愛を感じる素敵なお店です
そしてこの液体を注文した
『太宰ラテ』
飲むのが勿体ないからラテアートは苦手ですが
せっかく来たので注文してしまいました
上手ですよね!
恥ずかしいので、ここだけの話
太宰治風に左頬に手をつけて
もの思いに空想にふけながら
このラテを飲んでやりました笑
なんかごめんなさい…
好きな人の足跡を辿るのは楽しいものです
エネルギーも貰え大満足でした
ご興味がある方は一度行ってみてはいかがでしょうか
それではまたCiao!