『福島旅行記(後編)』
日常から離れ、旅に出かけて
旅を自由気ままに満喫する
そして旅から帰ってきてからの日常は
とても重い何かがのしかかる
とくに旅先で出た洗濯物をカバンから出す瞬間は
この世の終わりのような絶望感に苛まれる
そんな時は
パンツや靴下などを洗濯カゴの中に入れるとき
思いっきり腕を振りかぶってカゴの中へぶち投げて
絶望感を少しでも和らいでみたりする
これがなかなか気持ちいいものである
絶望感が洗い物カゴの中で叩きつけられ瞬間
その絶望が粉々に散っていく気がする
微々たるものですが
そんな行為でストレスを少しだけ軽減している
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会津若松にある七日町通りへ
たまたま見つけて立ち寄った、この素敵なお店
今回の旅でいちばんテンションが上がってしまった
『昭和なつかし館』
自分は昭和の時代が大好きです
昭和の醸し出す雰囲気や匂いが好きです
このお店はそんな昭和の懐かしいモノが溢れていた
昭和のレトロなオーラは何とも言えません
この質感や遊び心などは堪らない
色使いや丸みのあるフォルムもいいですね
店内は意外にも若いお客さんが多かった
昭和の魅力には年代は関係ないのかもしれないですね
ガォォォー!!!
昔のLIONのキャラクターはマジの野生のライオンだったんですね。
この部屋の感じは堪りませんねぇ〜
白いランニングを着た頑固オヤジが暮らす家族が想像できますね
お店や街並みの風景やネオンの感じも
最高にエクスタシーでした
一杯ひっかけて行こうかなと思えた(呑めないけど…)
昭和の家電製品もカワイイですね〜
インテリアにもなる芸術性を感じる
ずっと見ていられる素敵なお店でした
昭和へとタイムスリップした気分になれた
超おすすめスポットですよ
会津若松へ行ったら絶対に行って欲しい場所です
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昭和の多幸感に包まれながら
七日町通りを散歩した
駅の雰囲気もチャーミングですね
レトロな街並みは歩いているだけで興奮する
素敵な時代の流れを感じながら
散策&散策&散策
すると前方から…
異質な何かが…
……うん?
……うぉ?
……えっ?
……なに?
……棒?
…棒……
棒!!!
BOUーーー!!!!
とても可愛い棒でした
結局なんの棒かはわからず
なんでこんな所にいるのかも不明で
すべてが未知でしたが
ウキウキと軽快に歩く棒の後ろ姿には
逆にとてつもない哀愁を感じてしまった…
頑張れ!謎の棒!!!
Good-bye BOU!
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少し早い夕食は馬肉のお店へ
馬刺し。美味しいですね
安くてボリュームもあり食べ応えがあった
馬肉のお寿司。
馬肉のステーキ。
馬肉のすき焼き。
全料理が美味しく感動的でした
またお店の人たちの優しい人柄にも感動してしまった
こっちの人の離れるでもなく近すぎるわけでもない
欲の感じない絶妙な距離感はとても心地良かったです
大満足でした。100万馬力が出ました。
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今回の旅はゆっくりとゆったりと
のんびりと過ごそうと決めていたので
夕方には旅館へチェックインした
今回は温泉のある良い旅館へ泊まった
少しお金を出すと何から何まで質が違うものなんですね
ベットやタオルや歯ブラシ一本でも全然違うし
とくにお客さんのマナーや品も良く感じた
また露天風呂は超絶に快適で全身を伸ばして
お湯に浸かり湯船に身を任せるのは最高でした
外の寒さとお風呂の熱さを感じながら
温泉につかるのは気持ちよく幸せでした
温泉は寒い時期のほうが好きです
旅館のベットでテレビを見たり
本を読んだりしてダラダラと過ごした
日常でやっている事を旅先でするのは
とても贅沢なことですね♪
小腹が空いてきたので
コンビニで見つけたコレを食べた
『ペヤングヌードル』
知らなかった。初めて見ました
東北地方にしかないみたいですね
味はチキンラーメンに似ていて美味しかったです
出発した時間が早くて長距離運転も疲れたので
早くに寝ることにして
大満足でこの日を終えた。
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《目が覚めると旅先》ってとても幸せです
翌日もう一回、露天風呂に入って英気を養う
朝の温泉も贅沢ですね♪
満足感に包まれて旅館を出た
そして昼食
皆さん『うなぎ百撰』という情報誌を知っていますか?
以前、京都のうなぎ百選に載っているお店へ行ったときに
食べた鰻に劇的に感動してから
うなぎ百選に載っている各地の鰻を食べ尽くしてやろうと決心した
ちなみに自分が今までに口の中に入れたもので
いちばん美味しかった食べ物は
その時に食べた京都嵐山にある『うなぎ屋 廣川』というお店の鰻です
口の中に入れた瞬間、あまりにも美味しくて
ビックリしてビックリして大爆笑してしまった
厨房まで行って料理長にドロップキックをしたくなるほど美味しかったです
今のところ生涯これを超える食べ物に出会っていません
人生の最期に食べたいものは、そこの鰻です
そんなこともあり『うなぎ百選』に載っている
会津若松の鰻のお店に行って昼食を食べた
店構えから風格を感じますね
美味しかったぁ
言葉にならない美味しさでした
鰻は合法のドラッグのように人間を最高な気分にさせてくれますね
繊細で品を感じる鰻でした
ごちそうさまでした!
ありがとう鰻さん!!
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そして320㎞の来た道のりを戻る
旅の帰り道ってなんであんなに切ないのですかね
途中であんなに大好きなサービスエリアにも寄ったが
あまりにも切なくて涙が出そうになってしまった
少し時間もあったので切なさを吹き飛ばす為に
勢いで途中、宇都宮で降りて名物を食べて帰ることにした
『石田屋』
ここの焼きそばは過去に何回か食べましたが
昭和の昔懐かしい味が大好きです
素朴で美味しいって最強だと思う
美味しいものは人を一瞬にして幸せにしますね
また来ます!
ごちそうさまでした!
宇都宮ということで
ついでに餃子も持ち帰りで買って帰った
ここの餃子も最高に美味しかったです
餃子と白飯って最強のパートナーですね♪
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始まりがあれば終わりが来る
幸せが永遠に続くことなんてない
至極、当たり前のことだ
人間が生きていられる時間は限られていて
人間は生まれて、生きて、死んでいく。
なので限られた時間を精一杯に楽しみ
今を全力で生きていたいと思う
先日、現在公開中の映画『ノマドランド』を観て
自分らしい生き方や死に方のことを強く思い
自分の人生を見直す良い機会になりました
福島への旅は素晴らしいものとなりました
ありがとうございました
次はどこへ行こうか…
それではまたCiao!