『福島旅行記(前編)』
平穏な日々の生活を過ごしていると
毎日、同じようなルーティンの生活に
嫌気と退屈さを感じてしまう
自分は定期的にこんな心境に悩まされる
そんな時は
『全てを投げ出して未知の土地へ行きたい』
そういった衝動に駆られてしまう
自分が映画のロードムービーが好きな理由は
そんな要因にあると思う
心に潤いと解放感を与えるべく
福島県へと旅に行くことにしました
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午前5時、眠い目を擦りながら
早朝の澄んだ空気や静かな街並みを感じて
まだ薄暗い東京を車で出発。
福島県まで約320Kmの高速道路の道のり
約4時間を超える非現実へのドライビング
夜と朝の空間にのまれながら高速道路を走る
右の車線には大きなトラックが猛スピードでビュンビュンと通り過ぎていく
しばらくするとオレンジの朝日がビルの間から顔を出す
その温かい光を浴びていると徐々にスイッチが入り
ようやく旅の始まりを感じた
そして毎日の退屈な生活へのモヤモヤ感が
アクセルを踏み込むと同時にぶっ飛んでいった
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サービスエリアで休息
皆さんもご存知の通り
自分は関東でもトップクラスに入るほど
サービスエリアが好きな男なのである
トイレや買うものがなくても立ち寄りたくなってしまう
正確にはサービスエリアへは立ち寄るという感覚ではない
通過点ではなく目的地という感覚を持っている
それほどサービスエリアには気分が上がってしまう
気候も天気も良く最高の風が全身を通過しサービスエリアを堪能する
結局、福島まで4箇所のサービスエリアを満喫してしまった
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そして4時間半かけて福島県の喜多方に到着
初めての街は全てが新鮮に映り脳内の細胞が踊る
それと同時にお腹も鳴り踊る
喜多方と言えばもちろん
旅先での《食》はGoogleさんにお任せしている
人気のお店みたいで午前中なのに割と混んでいた
お店のテレビからは『王様のブランチ』が流れていて
隣のカップルが方言でテレビの情報のことで楽しそうに会話をしてた
そんな光景を耳にして新天地へ来たんだと自覚した
ラーメンは伝統を感じる奥深い味で美味しかったです
こういう素朴なラーメンって無くなってきてる印象です
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お腹を満たして
喜多方を離れて会津若松へ
今回の旅でいちばん行ってみたかった場所へ
『白虎隊記念館』
ここは以前から行ってみたかった場所でした
展示品から白虎隊の歴史や経緯や覚悟が強烈に伝わってきた
当時、彼らはどんな気持ちで戦っていたんだろうか
もしもタイムマシンがあったら話を聞いてみたいと思った
令和の現在、毎日を平和に生活できることに感謝しなければいけませんね
そして移動してこちらにも参拝してきました
結構な険しい山道をしばらく歩いたところにあった
新撰組は20歳頃に司馬遼太郎さんの小説を読んで好きになりました
『近藤勇』
『土方歳三』
感慨深いものがありました
お墓は並んでいました
公開延期になっている映画『燃えよ剣』早く観たいです
余談ですが山道の途中で小さな子供を連れた3人家族とすれ違った
その女の子が『一回も転ばないでここまで登れたよ!』
という大きな声にホッコリしてしまった
なので
『俺も一回も転ばなかったぞ!』
と心の中で叫んだ
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会津若松の観光地へ移動
『鶴ヶ城』
コンパクトで綺麗なお城でした
桜の時期にはまだ早かったですが満開になったら、かなり綺麗だと思います
城の中に入って頂上まで登ってみた
見晴らしが良く品格を感じた
あまりにも気持ちが良かったので
この街を牛耳る殿様になった気分で
会津若松の街を眺めてやった
『俺様のお陰で今日も会津の庶民たちは平和に過ごすことができた』
と心の中で自己満足感を得てやった
※たぶん他の人もそんな殿様な心境で眺めていたと思う
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会津若松の七日街通りへ移動
ここは今回の旅でいちばんテンションが上がった場所でした
たまたま見つけて立ち寄ったこのお店は
夢のように最高でした
なにが最高だったかというと…
すみませんが時間がなくなってしまいました
この続きはまた次回に。
✳︎✳︎✳︎旅の格言✳︎✳︎✳︎
『現実の生活が退屈なほど旅先での楽しさは増す』
それではまたCiao!