『角川武蔵野ミュージアム』
ずっと行ってみたかった場所
ずっと行ってみたかったので
ずっと行ってみたかった場所へ行ってみた
実際にずっと行ってみたかった場所へ
行ってみたら大きいのがあった
その大きいのは思っていたよりも大きく
大きいのの大きさはその大きさを大きく上回る大きな大きさだった
みんなも大きいののやつを大きいそうに見上げていたので
大きいののやつの大きさは大きいと言って間違いないと思った
その大きいのの周りをグルっと歩いて回った
すると大きいのの横には変なのがあった
変なのの変なのを見たら変なのって思った
変なのの近くに寄って見た
そしたら変なのの変なのは、やっぱり変なのに見えた
変なのって思った
そして大きいのの中に入った
大きいのの中は空洞になっていた
空洞のところには沢山の人間の人たちがいた
人間の人たちの一人が笑顔でお辞儀をしてきた
大きいのの中に入るには日本銀行券が必要みたいだった
笑顔の人間の人に日本銀行券を渡したら
大きいのの中に入ることが許されることになった
上下に移動する装置の箱の中に入り
4階へ移動した
箱のドアが開くと紙とインクの匂いが鼻の中に飛び込んできた
壁一面に紙とインクでできた
四角いやつが大量に並んでいた
四角いやつはとても楽しそうに並んでいた
四角いやつにジロジロと見られたし
四角いやつをジロジロと見て歩いた
四角いやつに挟まれるのは楽しかった
四角いやつには色々な形や色があった
四角いやつの中を開けると一つとして同じものはなかった
そこにいた人間の人たちもワクワクしているように見えたので
自分も同じようにワクワクした気分になった
薄暗い部屋があったので入ってみた
謎の白い物体があった
この白い物体は何なのか?
この白い物体には何の意味があるのか?
それは自分の頭で考えた方がいいと思った
自分の頭で考えなければいけないと思った
とにかく白い物体をジーっと見て
とてもよく考えた
でも白い物体は白い物体でしかなかった
なんだかわからないような気分になった
それでもいいと思った
なんだかよくわからなくていいと思った
謎の白い物体にサヨナラをして
先へ進んだ
するとある部屋には人間の人たちが大勢いた
人間の人たちの大勢は
パシャパシャと写真を撮っていた
そのパシャパシャの音は夏の花火のようだった
とてもパシャパシャとしていたので
ここの場所はここで一番いい場所なんだと思った
自分も人間の人たちの真似をしてパシャパシャとした
グルグルと体を回転させてパシャパシャとした
人間の人たちの後頭部が入らないようにパシャパシャとした
しかし、どうしても人間の人たちの後頭部が入ってしまうと思った
だんだんパシャパシャをすることよりも
人間の人たちの後頭部の方が気になって仕方がなくなった
いろいろな後頭部があると思った
その後頭部は一つとして同じものはなかった
どこにカメラを向けても後頭部が生えている
生えている後頭部はなくなってくれない
階段があったので駆け上り上からパシャパシャすることにした
上からだと人間の人たちの後頭部が入らなかった
これで人間の人たちの後頭部を気にする必要がなくなったと思った
いっぱい自由にパシャパシャすることができた
この時のパシャパシャがいちばん気持ちいいと思った
プロジェクションマッピングが上映されるという放送が流れた
やったぁ!プロジェクションマッピングが見ることができると思った
ピカピカして綺麗だったけど
なんかプロジェクションマッピングという言葉は
あまりしっくりこないし、言いにくいなと思った
なのでプロジェクションマッピングのことを
『ピカピカさん』と名付けることにした
不思議なことにピカピカさんという名前を付けた途端に
ピカピカさんはもっとピカピカして
正真正銘のピカピカさんに思えた
ピカピカさんは音楽と一緒に踊っていた
ピカピカさんは文字でしゃべったりもしていた
ピカピカさんはとても楽しそうだった
とてもワクワクしたので
みんなピカピカさんと言えばいいのにと思った
そう思って5分くらいしてピカピカさんとはサヨナラをした
大きいのの空洞の中を出たら外は夜になっていた
夜の大きいのは昼の大きいのと比べて
とても強そうに見えた
たぶん実際に強くなってるだろうなと思った
変なののやつは悲しそうに見えた
みんなもそう思って帰るんだろうなと思った
お腹が空いたので帰りにラーメンを食べることにした
ラーメンを口の中にいれると美味しいんだなと思った
美味しいと幸せな気持ちになるんだな思った
頭にタオルを巻いた人に
ごちこうさまをして
日本銀行券を渡して家に帰った
すごく楽しい一日だったと思った
すごく楽しい一日だったと思ってから眠った
安藤サクラにボコボコにされる夢を見た
安藤サクラはTシャツを裏返しに着ていたので
早く教えてあげなければと思いました
おしまい。
それではまたCiao!