『舞台 かがみの孤城』
週末に池袋へ行ってきた
『池袋』
この街との相性はとても悪い
10代の頃に2回行って2回ともトラブルになってしまったからだ
1回目は風俗のキャッチがあまりにもグイグイと
しつこく客引きしてきてイラッとしてしまい
トラブルに。
もう1回は歩いているときに睨んだと因縁をつけられ
意味不明な理由でトラブルに。
そんな悪い印象の池袋に行ってきた
その目的は辻村深月さんの小説
『かがみの孤城』の舞台へ行くためでした
この小説は大好きで本当に良く出来た
素晴らしい小説でした
この物語の舞台化があると知って
好奇心が反応してしまった
『舞台』
行ったことがなく未知の領域
演劇の世界はどんな感じか一度は体験してみたかった
しかし演劇の印象はあまり良くないのが本音
身振り手振りが大きくて
腹式呼吸で大声で会話をしている
そんなリアリズムから大きく離れたイメージがある
しかし食わず嫌いは良くない
もしかしたら自分にはマッチするのではと
好奇心が疼いたので
悪い印象の《池袋》
悪い印象の《舞台》
へ行ってきました
池袋に到着
舞台を観る前に行ってみたかったお店へGO
ハンバーガー屋さん。
シンプルでお洒落な外観で期待も膨らむ
人気のお店だったみたいで開店前なのに少し並んだ
そして…ドン!
『ベーコンチーズバーガー』
男らしくガブリつく…。
えっ?あっ?うぇ?
何なんだこの物体は?
美味い…
美味すぎる…
脳内をモンシロチョウが何匹も羽ばたいた
アゴの可動域を無視して再びガブリ。
美味い!美味い!美味い!
一体何なんだ!この巨大な物体は!?
美味し過ぎるぞ!
もうアゴなんて外れてもいいと思いながら
その巨大な物体に何度もガブリつく
無心になって脳内のモンシロチョウと戯れる♪
あまりにも美味し過ぎたので
テーブルに上がって
情熱的なフラメンコを踊ってやろうかと思うほどだった
しかしこの日はカスタネットを持ってきてなかったし
胸毛も生えてないので
フラメンコを踊ることはやめにした
それくらいミラクルに美味しかったです
このお店は7月に放送していた
ドラマのロケ地にもなり
このポスター写真にもなってます
気になった方は是非足を運んでみてください
脳内にはモンシロチョウが飛び
フラメンコダンスを踊りたくなりますよ♪
舞台が上演される池袋サンシャイン劇場へ向かう
去年プラネタリウムを観に行った以来のサンシャイン
向かう道中にコスプレをしている人がチラホラ歩いていた
そしてある公園で不思議な光景を目の当たりにした
この日はイベントがあったみたいだ
コスプレイヤーとそれを撮影するカメラマン
皆んな楽しそうで生き生きしていて
すごい良い表情をしていた
自分が好きなモノを同じように好きな人達と
集まって好きなように楽しめるって素敵なことですね
コスプレのメインイベント会場を見つけたので
バカなふりをして入ってみた
洋服姿の自分の格好は逆に会場では目立ってしまい
会場内にいるコスプレイヤーの冷たい視線を大量に浴びてしまった
その視線が痛く恥ずかしかった
しかしこのまま直ぐに退場するのは
なんか恥ずかしかったので
敏腕空間プロデューサー的な感じで
会場をグルっとゆっくり見回してから
手を後ろに組んでゆったりと退場してやった
なかなか上手に敏腕ハイパーメディア空間プロデューサー的な
雰囲気を醸し出しスムーズに退場できたと思う
そして
メインイベントに到着
ドン!
このポスターを見て小説の装丁を思い出した
ロビーは気品に溢れていた
会場内に入り着席
独特の空気感と緊張感
そして上演
結論から言うと観に行って本当に良かったです
映画と違って舞台はカットがかかる事がなく
上演から終演までのそのライブ感は魅力的だった
558ページの長編小説も余すところなく楽しめ
辻村深月さんの世界観を丁寧に表現されていた
舞台セットのしっかりとした世界観にも驚いた
セットの移動や照明や音響など
シーンの切り替えのスムーズさも心地よかった
そして120分もの時間をノンストップで演じ続ける役者さんは
やはり凄いんだと感心してしまった
生の熱量を浴びて幸せに満たされ終演。
経験した事のないことを体験するのは
とても素晴らしいことですね
自分はまだまだ知らないことだらけだ
今後も未知の世界を見つけて
恥を恐れず積極的に踏み込んでいきたいです
本当に素晴らしい体験ができた
ありがとうございました
【後記】
舞台を観に行くなんて少し大人になった気分になれた
皆さんにとって明日が健やかな日でありますように。
それではまたCiao!