徒然なるままに…。

自由に気ままに綴ります

憧れのBARルパン

 

皆さん。この有名な写真はご存知ですか?

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好きな人なら一目瞭然ですね

あるBARでの太宰治の有名な写真です

 

 

いつか行きたいと思っていた聖地。

 

このBARはまだ営業しているという情報は知っていました

 

しかしお酒をあまり飲めない自分にとってBARは入りづらい場所であり

銀座という立地にハードルの高さを感じて行く機会が遠のいていた

 

 

 

 

いつかやりたい

 

 

いつか行きたい

 

 

 

 

このように願望を持つのは良いことだけど

 

願望を願望で終わらせてしまうのは残念なこと

 

また願望を願望で終わらせてしまう《癖》をつけてしまうのはとても危険なことだと思う

 

その『いつか』なんて大概、訪れない

 

実行&実現』をして初めて、その願望が輝くと思う

 

 

インターネットの普及で多くの情報が得られる便利な時代

 

《行った気になれる》ことが容易にできる便利な時代

 

実際に行く》のと《行った気になる

のとでは月とスッポンの違いがある

 

その積み重ねで人間としての《器》に雲泥の差が生じてくると思う

 

 

 

ローマは1日にしてならず

 

 

これは《人間》にも言えることだと思う

 

なので便利な時代だからこそ足を使って

 

五感で体感する事に価値が出てくる

 

 

 

 

 

そんな事を自分に言い聞かせて

 

いつか行きたい』を実行して

 

いつかやりたい』を実現させるべく

 

太宰治』『銀座』『BAR』

 

かなり高いハードルだが願望を願望で終わらせてしまわない為に実行に移してきた

 

 

 

 

 

 

銀座の街は『気品』で溢れていた

 

自分の生活圏内では感じる事のない『気品』

 

その『気品』が体内の心拍数に拍車をかける

 

ドキドキしている。

 

憧れの聖地までの道のりにドキドキしている。

 

やはり未知の場所へ行くのは怖いもので

 

色々とネガティブことも想像をしてしまう

 

 

・BARのお店の人が無愛想な人だったらどうしよう…

 

・BARには常連さんしかいなくて初めての人に対して冷ややかな目をされたらどうしよう…

 

・BARのマスターが太宰治ファンに客に対して嫌悪感を持っていたらどうしよう…

 

 

などなど悪い想像をしたら無限に出てくる

 

しかし行くと決意したので足を進める

 

そんな事を考えて歩いていたら

あっという間に到着してしまった

 

そう《到着してしまった》という言葉がしっくりくるほど

目的地がもっと遠くにあって欲しいと思った

 

 

 

そしてあの看板が目に飛び込む

 

 

 

 

 

憧れの『BARルパン』
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着いた。コレか!

あれだけ行きたいと願っていたのに

不安と恐怖で足がすくむ。

 

 

 

一歩一歩近づくにつれ心拍数が上がる
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怖い。行きたい。

逃げたい。けど行きたい。

脳内自己矛盾…

 

 

 

 

そして目の前に到着。
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………。

こんなに威圧感のある扉を見たのは生まれて初めてだった

 

 

勇気を振り絞り右手をドアのノブへ。

 

冷たく、重い。

 

こんなに重い扉を開けたのは初めてだった。

 

 

 

 

ノブを回す。

 

 

冷たく重い扉を開ける。

 

 

 

 

地下へと続く階段。
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地下室の匂いが鼻をつく

 

『引き返すなら今だぞ!』と弱い自分が自分にささやく。

 

 

悪魔のささやきを無視して階段を降りる

 

いくら静かに歩いても足音が大きく響いてしまう

 

 

ドキドキする。
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この有名な写真がさらに心拍数を加速させる

 

 

ドキドキしている。

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖地に到着。


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……。

……。

感無量…。

 

 

お店の人はとても親切な人で『初めて来きました』と伝えてると

太宰治が座っていた、あの写真の席へ座らせてもらえた

 

 

 

安堵。安堵。安堵。

 

 

 

今までの緊張感が解放されて

その緊張感が幸福感へと変わり

心から笑顔が出てしまった

 

 

 

幸せだぁ〜

 

 

『感慨深い』という言葉がしっくりくる幸福感。

 

 

店内をくまなく見回し幸福感を増加させる

 

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(左)坂口安吾  (右)太宰治

 

大好き文豪お2人の素敵な写真。

 

メニュー表をみたら

坂口安吾が好んで飲んでいたお酒』という一文があったので注文することにした

 

 

ゴールデンフィズください

 

 

今まで生きてきて『ゴールデンフィズ』という言葉を初めて発したと思う

 

ゴールデンフィズがどんなお酒かもわからないけど

とにかくゴールデンフィズを注文した

 

※我ながらなかなか上手に『ゴールデンフィズください』と言えたと思う

(皆さんにも聞かせてあげたい程のナチュラルなゴールデンフィズください。でしたよ)

 

 

とにかく人生初のゴールデンフィズの味は

ゴールデンなフィズって感じのお酒でした

 

 

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お店の人の許可を得て写真を撮らせてもらったが

たぶん手が震えていて上手く撮れなかった

 

テーブルも椅子も壁も写真で見たままだった

 

その場所に自分が座っている事に

再び感慨深い気持ちになって

ゴールデンなフィズをすする。

 

 

この写真ですね。

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ちなみにこの有名な写真の背中を向けて座っているのが坂口安吾みたいですよ

 

 

なんと岡本太郎さんも来てたみたいです

なんか縁を感じてしまった

 

 

 

 

BARルパンへの聖地巡礼の旅

とても素敵な体験でした

 

 

波乱万丈で本当に幸せな時間だった

 

 

 

 

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さよならルパン。ありがとうルパン。

この日のことは一生忘れないと思います

 

 

 

 

 

 

帰ろと思って電車に乗ったら

無性に温泉に浸かりたくなり

急遽予定変更。

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鶴巻温泉。気持ちよかった〜♨︎

こういう思いつきの衝動に身を任せ行動するのは大好きです

 

 

 

 

 

 

【後記】

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マッチとパンフレットを頂きました。

一生の宝物にします。

 

 

明日が皆さんにとって健やかな日でありますように。

 

それではまたCiao!