今年も半分が終わった
『あと半分もある』と思うのか
『もう半分しかない』と思うのかは
人それぞれですね。
自分はどちら派かというと
『そもそも半分って何?』派です。
皆さんは何派でしょうか?
さて2020年の上半期は
コロナウィルスの影響があり
映画館が閉まっているという事態になりましたね
そんな経験は初めての事だったので戸惑いもあった
当たり前にあった映画館が急に閉館となると
淋しくもありストレスも溜まる
しかし何よりも映画への感謝の気持ちが深まった
やはり映画は映画館で観たいものです
今年の上半期の劇場鑑賞映画は《32本》でした
今年はとても上質な映画が多かった印象です
それでは
『2020年上半期映画ベスト10』
今回は1位からのカウントアップでの発表です
それではどうぞ!
①『ジョジョ・ラビット』
今年の上半期はこの映画がダントツに最高でした
全ての登場人物&全てのシーン&全ての会話&全ての演出が秀逸で
鑑賞後に『完璧な映画を観た!』という心境で
映画館に後にした記憶がある。
完璧な映画を観たあとの帰り道の多幸感は他では味わえない快感ですね!
『映画を好きで良かった!』と心から思える作品でした
②『架空OL日記』
好き。好き。好き。好き。好きすぎるOLたち。
グサリと刺さる会話や細かい心理描写など
今までに観た映画の中で一番笑ったと思う
再びあのOLたちに会いたくてなって
ドラマ版も一気見してしまった
そして映画もおかわり鑑賞してしまった
映画ってなんなんだろうな?と思ったけど
『面白ければ何でもいいじゃん!』という答えを出させてくれた作品でした
この作品が好きな人とは友達になれそうです!
③『パラサイト半地下の家族』
ポン・ジュノ監督の作品は大好きで色々と観てきましたが
パラサイトはその完成形だと感じた
アカデミー賞作品賞を受賞して日本でも話題になりましたね
その当時、映画館のロビーで入場を待っている時に
70歳くらいのお婆さん3人組が『パラサイトって面白いらしいのよ』
という会話を耳にして嬉しくなったし
心の中で『めちゃくちゃ面白いですよ!』と返答した記憶があります
それだけ日本でもブームになりましたね
④『ミッドサマー』
ヤバい!これはヤバい映画だ!ヤバい映画を観た!
『ヘレディタリー継承』で圧倒的な狂気の表現を突き付けたアリ・アスター監督。
その新作は期待値を上回った異質な世界観で
白夜の演出や色彩ある映像が狂気を増幅させ
発想とストーリーとその演出力に度肝を抜かれ興奮した
世の中にこれだけ沢山の映画が作られている中で
新しい価値観の映画を観られるのは素晴らしいことです
アリ・アスター監督の新作が待ち遠しい。
⑤『ストーリー・オブ・マイライフ』
良い映画です。とにかく良い映画です。
『良い映画』という表現がしっくりくる良い映画です
現代と比べて昔は女性が生きるのは困難な時代で
その不遇な環境の中で社会の常識や固定観念に苦しめられながらも
自分の心に正直になり戦う姿に心を打たれた
衣装や音楽なども素晴らしいかった
誰にでもオススメできる秀逸な映画です。
まだ公開中なので観ていない方は是非!
⑥『ザ・ピーナッツバターファルコン 』
おそらくこの映画を上半期の上位にあげる人は少ないと思う
公開規模も小さく、ストーリーに粗があり、ラストの展開もリアリティに欠ける演出もあったからだ
しかし、そんな事はどうでもよくなる程に自分はこの映画好きで好きで堪らなかった
『細かい事なんてどうでもよくね!』って思える映画こそが
もしかしたら自分が一番好きな映画なのかもしれないですね
《ロードムービー&バディ映画》大好きです♡
⑦『フォードVSフェラーリ』
《なにも考えずに観られる映画》ってありますよね
昨今はそんな映画が少なくなってきている印象です
正直、見る前は名優のクリスチャン・ベイルとマット・デイモンが
なんでこんな深みの無さそうな映画に出演するのかなと疑問に思った
しかし観てみると納得の面白さ!
すげぇ!面白い!好きだ!最高だ!
そんな男のロマンに溢れてた《ありがとう!》な映画でした
⑧『1917 命をかけた伝令』
《ワンカットの長回し映画》という触れ込みでも話題になりましたよね
予告をみて絶対に映画館で観たい!と思った作品でした
シンプルなストーリーと迫力ある演出や臨場感感が絶妙にマッチして心が震えた
たぶんこの映画を自宅で観たら『映画館で観ればよかったぁ〜』と後悔するような映画だと思う
この映画は映画館で観て完成する作品でもあると思った
(※実際にはワンカットではないと言う意見は野暮かなと思います)
⑨『37セカンズ』
障がい者を描くお涙頂戴的な映画って下品で嫌いです
それだけ障がい者を扱う映画は繊細で難しいテーマでもある
しかしこの映画は障がいというテーマをストレートに赤裸々に丸裸にリアルに描いていて
そんな辛辣な表現が上品に映り好感が持てた
とにかくキャスティングが完璧でとくに佳山明さんには度肝を抜かれる名演。
佳山明さんは今年の主演女優賞を獲るのではないかと思う
HIKARI監督はハリウッドからのオファーが殺到しているという記事を読みました
次回作にも期待が膨らみます
⑩『娘は戦場で生まれた』
内戦の続くシリアでスマホカメラで撮影し続けるドキュメンタリー映画。
この映画に『リアリティ』はない。
『リアル』そのものがある映画です。
《生と死》が隣り合わせの環境で
《母と子》の強い繋がりが儚くも美しく
目を背けたくなるシーンの連続で心が折れそうでしたが
戦争と平和について頭を悩ます圧倒的な映像表現でした
今年の上半期のベスト10作品は
どれも素晴らしい映画でした
なので機会があれば是非観てほしいです
おまけのざっくり次点です↓
11『ロマンスドール』
タナダユキ監督の至極の恋愛映画。
偏愛か純愛か観て確かめてほしい。
12『ビッグ・リトル・ファーム理想の暮らしのつくり方』
地球の生態系が知れるドキュメント。
地球上の害は人間だけなのかもしれない。
13『静かな雨』
中川龍太郎監督の作品は詩的で好きです。
空気感を感じる映画です。
14『前田建設ファンタジー営業部』
くだらなさを追求していて好きでした。
小木さん最高!
今年もたくさんの映画に救われた
そして至福の時間を過ごせました
下半期は怒涛の公開ラッシュになりそうですね
どの作品を観ようか選択するのも
とても贅沢な悩みです
いや〜映画って本当にいいものですね〜。
本日もここまで読んでくれてありがとうございました。
【後記】
上半期のワースト
ごめんなさい。
なんか腹立ってしかたがなかったです。
まぁ映画の好みなんて人それぞれですね。
明日が皆さんにとって健やかな日でありますように。
それではまたCiao