顔顔顔顔
【顔】
人間の頭部の正面の大部分を占めるのが顔である。
顔には眼が左右に並んでいる。
その上に眉がある。眉の上から頭髪までの間が額である。
両眉の間は眉間といい、眉間から下に鼻が出ている。
鼻の下に口があり、その下が顎である。鼻や唇の左右を頬という。
●ランドセルを背負うと小学生の顔になっていく
●制服を着ると学生の顔になっていく
●スーツや仕事着を着ると社会人の顔になっていく
●結婚をすると既婚者の顔になっていく
●子供を産むと親の顔になっていく
●孫が生まれると老人の顔になっていく
●心臓が止まると死人の顔になっていく
『顔は履歴書』
どこかでそんな言葉を聞いたことがある
人間は環境によって
顔つきが変わってくる
そしてその人間の
《生き様》が顔には滲み出る
一般的に《カッコいい&かわいい》と言われている人に対して
同感する時と疑問に思ってしまう時の
2通り感じることがある
これは《表面的な美》と《内面的な美》の
違いなのかなと感じる
《表面的な美しさ》ばかりを求めている人間は
スカスカでみっともない顔になってしまう
逆に自分の思想や価値観や想像力を向上させようと
《内面的な美しさ》を磨こうとしている人間は
キラキラした美しい顔になってくると思う
それだけ人間の内面は
外側に滲み出ててくるものだ
三島由紀夫の『午後の曳航』を読んだ
あらすじ
航海士として世界を駆け回る男が女性に恋をして結婚をする
いつも側にいられるように船乗りの仕事を辞め
家族に入る
船を降り家庭を大切にした途端に
男の魅力が無くなっていく
そしてラストは…。
危険でヒリヒリした場所に身を置く人間の性質
安全で安心できる場所に身を置く人間の性質
何かを手に入れると何かを失う
人間の魅力って何なんだろうか
美意識に正解はないが
三島由紀夫の美への理想と現実の
美学を堪能できた
そして激しく賛同もできた
どんな生き方をするか
どんな顔つきに憧れるか
自分はいつまででも
《男》という屈強な生物であり続けたい
そしてカッコいい老人になってやろうと
この小説を読んで思った
皆さんはどんな顔つきに憧れますか?
そんな事を思いました
【後記】
昨今の『男性の女性化』と『女性の男性化』が
どんどん進んでいる気がする
古い考えなのかもしれないけど
そんな風潮に強く違和感を感じてしまう
ではまたCiao!