徒然なるままに…。

自由に気ままに綴ります

広島旅行記(前編)

 

退屈で苦痛の多い日常の生活で

いつもの生活を離れ知らない土地へ行くのは刺激的だ

 

楽しみな予定を待つという時間はとても長く感じる

しかしいざ予定の当日を迎えると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまう

 

1時間は60分。1分は60秒。

どうしても楽しい時間と苦痛な時間は同じ時間だとは思えない

 

日常に苦痛を感じる自分にとって

そんな秒速で過ぎ去る《旅行》がたまらなく好きだ

 

 

東京から飛行機で約90分。今回は広島へ。

空港へ到着し空気を吸い込む。

標高が高いのか酸素が澄んでいて清々しく感じた

 

早々に尾道へ向かう

タクシーから流れる風景や家や看板やお店などの景色を見て旅の始まりを感じる

 

 

尾道に到着〜散策

駅前にレトロな映画館がありホッコリ。

尾道の海沿いを歩いてたらこんなものが

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1953年に公開の映画『東京物語』の舞台になった土地だとは知らずテンションが上がった

ここで撮影が行われたと思うと不思議な気持ちになる

この映画を初めて観たのは高校生くらいの時で当時は正直『退屈な映画だなぁ』と思った

(そりゃ小津安二郎作品の良さを高校生に理解するのは難しいですね)

現在は好きな映画です

 

 

散策を続けると志賀直哉の旧居を発見

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残念ながら休館日でしたが縁側に座って休憩。

眺めが最高でした

さすが文豪さんは良い場所に住んでいる

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『暗夜行路』も読んでみたくなった

 

 

 

尾道といえばもちろんラーメン

口コミで評判の良いラーメン屋さんへ

開店30分前なのに並んでいて驚いた

並ぶのは嫌いだけど旅行先だと不思議と並べる

歴史を感じるカウンターだけの狭いお店

『simple is Best』の醤油ラーメン

お世辞抜きに今までに食べてきたラーメンの中で1番美味しかったです。しかもそれが600円。

マジで感動した

(撮影はNGでした)

 

 

 

 

新幹線に乗り広島駅へ

改札を出てロータリーで周りを見渡し広島を実感

街並みもそうですが地元の人の方言を聞くと旅行に来たんだと実感できる

 

もう一つ実感できるアイテムは『食』

広島焼き。鉄板を前に職人さんの華麗な手さばきは見ているだけで楽しめた

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甘いソースが印象的で『広島に来たぞ』って感じで大満足

 

 

 

広島の夜

夜の繁華街を歩くのも旅の楽しみの一つでもある

(ここまででもわかる通り自分は散歩が大好きである)

なるべくアダルトでダーティで肉欲に溢れた路地を探して歩く

ひとつの情報も見逃さないようにゆっくりと歩く

危険なエネルギーを発している方へ足を進める

《危険》って好奇心が刺激され普段使っていない細胞が活性化されるような感覚になる

街の歴史や雰囲気や県民性が知れるので夜の繁華街は好きだ(お店には入らないけど)

 

 

歩き疲れてきたので大好物な喫茶店を探す

(役に立たない自慢ですが自分は《雰囲気の良い感じの喫茶店》を探す能力が人よりも少しだけ長けている)

 

するとこの看板が自分の喫茶店レーダーに反応した

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素晴らしいお店

(なんの根拠もないが黄色の背景に茶色い文字の看板の喫茶店にハズレなし!)

店内のBGMはもちろんBeatles

物腰柔らかなマスターでコーヒーも美味しく素敵な喫茶店でした

店内から窓の外を眺められる喫茶店は好きで空いていれば必ず窓側に座る

そして繁華街を歩く人達をコーヒーを飲みながら観察。観察。観察。

 

広島の人は優しく親切でなんでも楽しもうというポジティブな人柄の人が多い印象でした

好きな都市がまたひとつ増えた

 

ホテルへ戻りぐったり。

 

《広島メモ》

広島には本屋さんがたくさんあった。それも大型の本屋さんばかり。

広島の人達は読書好きが多いのかなと想像し嬉しくなった

 

 

ここまで拝読ありがとうございました。

後編へ続く。

Ciao!