2021年10月 自宅鑑賞映画ベスト10
『春眠暁を覚えず』
という素敵な言葉がありますが
『秋眠暁を覚えず』
という言葉も同じくらい当てはまるな〜
ここ最近は眠くて眠くて仕方がないです
どれくらい眠いのかと言うと
眠っているとき以外は常に眠いんです
『眠いんで今日は休みま〜す!』
という法案を通してくれそうな政治家がいたら
清き一票を投じたいほどです
自分にとって睡眠の優先順位はとても高いです
寝る間を惜しんでまで何かをやりたいという
活力や欲望はありません
よく言われている事ですが
《面白い映画は眠くならない》
という考え方があり、そう感じてる人も多いと思います
しかし自分はいくら面白い映画だったとしても
眠いときは眠ってしまいます
眠いときは眠っちゃえばいいじゃん派です
《映画の面白さ》と《眠気》には必ずしも
因果関係はないという考え方で
愉しい映画ライフを送っています
自宅鑑賞だったら
映画を停止できるからいいのですが
残念ながら映画館ではそれができません
なので映画館に行くときは、しっかりと睡眠をとってから
劇場で映画を存分に楽しむようにしています
寝不足で映画館へ行くことはありません
↑どうでもいい睡眠個人思想ですね…
ただ毎日が眠いという事が言いたかっただけでした…
10月は20本の映画を自宅鑑賞しました
その中から独断と偏見でランキングにしました
それではどうぞ!
10位
『プロジェクトA』
確か初めて観たのが小学生の頃でした
その時はクラスメイトとジャッキーの真似をしたりして遊んでいました
久しぶりに観ましたが笑いありアクションありで
やっぱりジャッキー映画は良いですね〜
もしかしたらジャッキー・チェンがいなかったら
自分は映画を好きになっていなかったかもしれないです
エンドロールのNGシーンは最高に大好きです!
9位
ゾンビ映画は沢山あるけれど
このゾンビ映画はトップクラスに好きです
主人公のキャラクターも愛おしく応援したくなった
しっかり過激なシーンも表現しているところもGOODで
時々ある笑いのシーンもセンスがあり好きでした
8位
『静かなる叫び』
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品を鑑賞
銃乱射事件をモチーフに描いた社会派作品
とても凄まじかった…言葉にならないです
残虐な描写を淡々とリアルに描いていて
心苦しくなり没頭もしてしまった…
強烈なメッセージを感じました
7位
『CUBE』
日本版CUBEのリメイクが劇場公開されるので
その前に復習鑑賞しました
やっぱり面白いですね。言うこと無しの脚本と設定の妙です!
もしかしたらこの映画がなかったら
後のシチュエーション・スリラー映画は生まれなかったのかもしれないですね
それくらい影響力のある作品だと思います
それにしても日本版CUBEの評判は悪いですね
自分はそこまで悪くなかった派です
6位
『地獄の花園』
劇場で観たときよりも面白く感じてワクワク楽しめた
制作陣も役者もバカバカしいことを
本気でやってる感じは最高ですね
とにかく世界観とキャスティングが絶妙でした
全10話のドラマでも観てみたい♪
来年3月公開のバカリズムさん脚本の新作も楽しみです!!!
5位
『キーパー ある兵士の奇跡』
実話、戦争、差別、境界、成り上がり、フットボール
この映画には自分の好きな要素が大量に詰め込まれていた
歴史や人間の愚かさの中に希望が描かれていて映画としても秀逸でした
人種や差別や偏見を一瞬で吹き飛ばしてしまう
フットボールのエネルギーにはロマンがあります!
4位
『生きちゃった』
いま日本を代表する2人の役者さんの
本気のぶつかり合いが見られ最高でした!
この映画の肝はやっぱりラストシーンですね
自分は全体的に良い映画も好きですが
圧倒的に心に突き刺さるワンシーンがある映画も好きです
小説でも良い物語よりも
たった一つの心に響く言葉がある本の方が好きだったりします
あのラストシーンの爆発力は超圧巻です!
3位
『聖なる鹿殺し』
何なんだ?これは?
初鑑賞でしたが度肝を抜かれました
平穏な日常が徐々に壊れていきラストには…
色々な考察ができ、様々な解釈のできる映画だと思います
いや〜好きなタイプの映画ですね
暫くしたら2度目を観てみようと思える作品です
パスタを頬張るシーンは脳裏に焼きついてます
こういうタイプのヤバい奴がいちばん恐ろしい
2位
『佐々木、イン、マイマイン』
この映画の良さって何なんでしょうかね
めちゃくちゃ好きですね〜
学生の頃は良かったけどそれ以降はパッとせず
苦悩する佐々木の《人間味》に尽きますかね
人生に諦めを感じ混沌としながら生きる姿は
とても心に刺さりました
余談ですが学生の頃にイケイケでめちゃくちゃ怖かった無敵な先輩が
数年後に街でクタクタのスーツを着てサラリーマンになり
死んだ目で牙を抜かれた姿を見たときの何とも言えない切なさを思い出しました
人生は色々ありますね
そして10月の1位は…
1位
『すばらしき世界』
圧倒的!ダントツに最高でした!
劇場で2回観て今回が3度目の鑑賞でしたが
この映画は文句無しのパーフェクトではないでしょうか!
劇的なラストシーンからのエンドロールで
空っぽの放心状態になってしまった
素晴らしい素晴らしい素晴らしい
素晴らしき映画でした!
先月もたくさんの映画に救われました
いや〜映画って本当に素晴らしいですね!
【おまけ】
いや〜酷かったです…
これだけの予算があるなら、もっと優秀な若い監督さんに自由に映画を撮らせてほしいな…
それではまたCiao!
2021年9月 自宅鑑賞映画ベスト10
映画は二千円も出せば観ることができる
その映画の製作費が数十億円だろうが
凄まじい時間と労力がかかっていようが
チケットの値段は変わらない
そして毎週、新作映画が何本も公開されている
調べてみたら去年日本で劇場公開された映画は
1017本らしい
とんでもない数です
こんな素晴らしい現状に感謝をしなければならない
もちろん映画は新作だけでなく
昔の古い映画を何度見ても、とても楽しめる
何が言いたいのかというと
観たい映画があり過ぎて
1日が24時間では足りないということです
そして《映画ありがとう》ということです
とても幸せな映画鑑賞の悩みです
9月は20本の映画を自宅鑑賞しました
その中から独断と偏見でランキングにしました
それではどうぞ!
10位
『羊飼いと風船』
タイトルとジャケット写真だけで良さが伝わってきます
チベットの大草原と牧畜民の家族の画力は強く
空気感で魅せていく映画は好きです
時代の進化と伝統文化の摩擦は感慨深く見応えがあった
ラストシーンはジ〜ンとしてしまった🎈
9位
『ザ・ハント』
突如始まる人間狩り
ノンストップでラストまで一気に楽しめた
社会風刺も効いていてインパクトのある映画でした
90分前後で終わる映画は好きな作品が多い
ブラムハウス制作の映画はいつもワクワクする
8位
『私をくいとめて』
原作の綿矢りささん得意の脳内妄想作品
大九明子監督の遊び心あるコメディが原作と最高にマッチしていた
ホテルの廊下で怒りを爆発させる
のんさんは本当に素晴らしかった
今月公開の綿矢りささん原作の『ひらいて』も楽しみです
7位
『はちどり』
少女の物憂う眼差しが印象的でした
自分もそうでしたが14歳って大人でも子供でもない
肉体も精神も安定しない多感な時期ですよね
自分も狂気的に自意識が爆発してました
素敵な名言の言葉を使う先生が出てくる映画は傑作が多い!(たぶん)
6位
『明日の食卓』
裕福でも貧乏でも親でも子供でも
それぞれの家庭に様々な悩みがある
主演の3人の女優さんの底力を魅せられた
そして子供たちも素晴らしかった
抱きしめるって行為は最高の愛情表現ですね
世界中のすべてのお母さんとお母さんを経験した人達に賛辞を贈りたい
5位
『僕の好きな女の子』
好きだけど関係性が壊れるのが怖いから
都合の良い男友達を演じてしまう…
それって切ないですね〜
相手の好意をわかっていて距離感を保ち相手を振り回す女の子は実際にもいますね。嫌いです
好きという気持ちが無いんだったら突き放すという優しさもあるのに…
登場人物の心の動きにワクワクして面白かった
4位
『ヒメアノ〜ル』
吉田恵輔監督って毎回、全然違うテーマの映画を撮りますよね
しかも全作品がめちゃくちゃ面白い!
こんな多彩なテーマを扱う映画監督って世界でも稀有な存在だと思います
ラスト、犬を避け事故るシーンで心のガッツポーズが出た
善人にも悪い部分はあるし、どんなに悪人の心にも良心はありますね
3位
『BLUE』
『空白』が劇場公開という事で、吉田恵輔監督作品を再鑑賞
ボクシング映画は名作が多い。それだけボクサーと映画は相性が良いんだと思います
それはおそらくボクシングというスポーツに浪漫が詰まっているからだと思う
勝ち続ける奴よりも負け続けられる奴の方が強い!
負けてからが本当の勝負ですね
この主人公が大好きだ!!!!!
2位
『窮鼠はチーズの夢を見る』
めちゃくちゃ好きな映画です!
心理描写など良質な小説を読んでいるようだった
成田凌さん凄まじいですね〜
ワインをプレゼントされるシーンの成田凌さんの表情はただの女性でした
もっともっと評価されてもいい役者さんだと思います
飲食店での3人の心理的な攻防は今年ベスト級のシーンです
観ていない人は是非観てほしいです
1位
『カリートの道』
もう何回観たか忘れましたが《完璧な映画》だと思います
なぜこの映画が好きなのかは自分の映画のルーツにあると思います
自分の父親がマフィア映画が大好きで小さい頃に横に座って訳もわからず名作マフィア映画を何本も観ていたという背景もあり
暴力や組織や仲間や裏切りなどで構成される破壊や破滅への映画に強い思い入れがあるんだと思います
ルーツという根源のエネルギーは強く、一生変わらない起爆感情だと思います
それにしても、この頃のアル・パチーノの眼球は超ギラギラしてて震えますね〜
余談ですがデパートなどで長〜いエスカレーターに乗ると
いつも「カリートの道」の、このシーンを思い出してしまう
そして、こーしたくなり
こーしたくなってしまいます笑
意味がわからないですよね…ごめんなさい。
ただの願望です。
でも、もしも実際にエスカレーターでこんな奴を見かけたら
敵役を完璧に演じてやろうと思ってます
先月も沢山の映画に救われました
いや〜映画って本当に素晴らしいですね
【おまけ】
信じられないほど酷かったです…
それではまたCiao!
『尾瀬旅行記(後編)』
現在は旅から帰ってきて
空いた時間は、ひたすらぼーっとしています
本を読んだり映画を観たり
何かをする気にあまりなれていない
旅の後はいつもこんな気持ちになる
何をするわけでもなく部屋や公園などで
ぼーっとのんびり時間をつぶしている
虚無感とも空虚感とも違う空っぽな気分で
のほほんとした時間がゆったり進んでいます
面倒くさいなと思いつつも
最後まで書き終えなければという
謎の強迫観念に駆られながら
ちょっと書いては、ちょっとぼーっとを繰り返して
現実と逃避の間を行ったり来たりしています
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
先月の草津旅行ではわりと豪華な旅館に泊まったので
今回はリーズナブルな宿に素泊まりをしてみることにした
自分は最低限の清潔感があれば
どこに泊まっても楽しめる派なので
なるべくお金を使わずに頭を使って
その環境の中でできるだけ贅沢に旅をするのが好きです
片品温泉街にある宿に泊まりました
壁が薄く隣の声が聞こえてきたり
布団がペッタンコだったり
旅館の人の対応がフランクだったりしましたが
それはそれで、とても素敵な旅館でした
旅先の宿の部屋に入る瞬間って好きです
異空間で非日常が感じられるからだと思います
道中のコンビニで見つけた御当地の
のむヨーグルトを買って部屋の中で飲んだ
濃厚でチーズを飲んでいるようなで美味しかった
自分は飲むヨーグルト好きです
そもそもヨーグルトが大好きです
厳密に言えば乳酸菌飲料の味が好きなんです
もしも自分が世界を牛耳るほどの大金持ちになったとしたら
自宅の蛇口からヤクルトが出てくるようにしたいと思っている程に好きです
あっ!でも洗い物するときに皿やコップがベタベタになっちゃうから
やっぱり蛇口からは普通に水でいいです
旅先で御当地のモノに触れるのはいいですね
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
夕食は無計画で適当に外で食べようと
Googleでこの辺りのお店を探していたら
なんと、どこのお店も17:00で閉まってしまうという状況でした
都心では考えられない環境ですが
こういう文化を知れるのも楽しいなと思う
それでもなんとか、やっているお店を探して車でGOしました
洋食屋さんへ
良いお店って入った瞬間の雰囲気でわかるものですね
店に入ると、あるテーブルで
父親、母親、小学生の娘と息子の4人家族が
ご飯を食べ終えて楽しそうに談笑していた
席に座ると直ぐにお店が暗くなって
『ハッピーバースデートゥーユー♪』の歌が響いた
そして大きなデザートがその家族のテーブルに運ばれてきた
どうやらこの日は息子さんの誕生日だったようだ
家族や店内にいる皆んなが笑顔で溢れていた
絵に描いたような幸せな家族の姿を目撃して癒された
その時に娘さんが元気な歌声で
『ハッピーバーさないで〜トゥ〜ユ〜』
『ハッピーバーさないで〜トゥ〜ユ〜』
『ハッピーバーさないで〜ディア○○』
『ハッピーバーさないで〜トゥ〜ユ〜』
と楽しそうに歌っていて店内が微笑みで溢れた
なんて素晴らしい光景なんだ♪
心が浄化され見ているこっちまで優しい気持ちになれた
ちなみにその時に誕生日の当人の息子も
『ハッピーバーさないで〜トゥ〜ユ〜』
と一緒になってノリノリで歌っていたことに
8000万ホッコリ〜してしまった♪
世界中で争っている人達がこの光景を見たら
秒速で世界は平和になるのにな〜と思った
そんな多幸感に浸っていると
注文した料理が運ばれてきた
“サラダが美味しいお店の食事は全品が旨い“
という根拠のない持論を持っています
シャキシャキで水々しく美味しかった
繊細で美味しい料理を作る人って
人間的にも卓越した心を持っていると思う
作り手の優しさって料理の味にも出ますね
美味しい料理を作りたいなら素敵な人間になれ!ってことですかね
あまりにも感動してしまって
普段は絶対に食べないスイーツも注文してしまった
感動は人を惑わせるますね♪
『ふらいぱん』というお店でした
尾瀬へ行ったら是非寄ってみてほしいです
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
大満足でお店を後にした
この日は雲一つない夜空でした
チャンス!
絶好の星空チャンス!
そうです。自分は宇宙を感じられる星が好きなんです
この辺の標高の高い星空スポットを調べて
一心不乱に車を走らせた
山道をどんどん登り全く人気のない細い道を進む
途中ゾンビが出てきそうな雰囲気で怖くなってしまった
もしもこれがゾンビ映画の冒頭のシーンだったとしたら
自分はゾンビに最初に殺されてしまう
運転手Aだなと思いながら車を走らせた
もしも仮に本当にゾンビが出てきたとしたら
全力で運転手Aをまっとうして
華麗にゾンビに噛み殺されてやろうと決意をして山道を進んだ
ゾンビ出没感と星空スポットは
強い因果関係があると思っているので
綺麗な星空に期待が膨らむ
そして絶景スポットの高原に到着
車のライトを消して外に出てみて
空を見上げると…
凄い!!!!!
✨✨満点の星空✨✨
空にこんなにも星ってあったのかと思うほどの
✨星✨星✨星✨星✨
✨星✨星✨星✨星✨
✨星✨星✨星✨星✨
あまりにも凄いものを見ると声にならないものですね
見上げて直ぐに大きな流れ星が流れテンションが上がった
自分のiPhoneでは全く映らなかったですが
天の川も見えて壮大な宇宙を感じらるほど無数の星たちでした
たぶんこの時、自分の両眼球は初恋をしたときのように
星マークに輝いていたと思います✨
とても幸せでした〜
ずーっと観ていたかったですが
ここは熊がよく出るスポットみたいだったので
少しだけ観察して宿へ戻りました
結局3つの流れ星も観られて大満足でした⭐︎
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
心豊かな気分で旅館へ戻り
いよいよ楽しみにしていた温泉へ
そして、浸かる。
アァ〜ブァ〜ヴァ〜〜〜♨️
全身を湯に沈め思わず声が出てしまった
温泉って本当に人の心を幸せにしますよね〜
できればこのまま温泉水になって
排水溝に流れてしまいたいと思うほど気持ち良かったです
先月に行った草津温泉を思い出し
温泉のお湯って温泉地によって全然違うものなんだと感じた
各地の温泉地へ行く人の気持ちがよくわかった
こうやって色々な土地の温泉地へ行って
日本全国の温泉を少しずつ制覇していきたいです
めちゃくちゃ気持ち良かったです
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
この日は朝早く起きてハイキングで散々歩いたので
温泉浴場から部屋に戻ると急激に眠気が来て
クタクタに疲れきってしまった
クッション性のない薄い布団に入った瞬間
一瞬で寝落ちしてしまいました
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
翌朝
おそらく前日に泊まっていた人が
テレビのタイマーをセットしていたからだと思うが
急にテレビの大きな音が飛び込んできて
ビックリして7:00に起きてしまった
その後、なにをする訳でもなく
窓の外を眺めながら
ただただ、ぼーっと数時間を過ごした
チェックアウトの前にもう一度、温泉へ入って
アァ〜ブァ〜ヴァ〜〜〜♨️
してから宿を後にした
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
帰り道に『滝』の看板が飛び込んできたので
寄ってみることにした
旅の帰りはとても悲しい気分になってしまう
こんな思いをするんだったら来なければよかったのかなと
思ってしまうほどに帰りたくない感情が芽生える
日本にはまだまだ行った事のない素晴らしい場所が沢山ある
いっそのこと全て捨てて
逃亡してやろうかなと思ったりもした
それは日常の縛られた生活に
窮屈さを感じているからだと思う
普通の生き方って何なんだろか
世間体や地位や安定に意味はあるんだろうか
そんな事よりも自分らしく生きていたいと思う
しばらく休んで日本を放浪するのも悪くないと思ったりもした
日常の空洞を埋めるようにして
フリーダムな人生を生きてみたい
好奇心を満たしたい
しかし生活と精神を完全に一致させて
生きていくのは難くもある
いや、もしかしたら難しいと思い込んでいるだけで
好きなように生きるのは
実はとても簡単な事なのかもしれない
今回はそんな事を感じる旅になりました
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
自宅に帰ってニュース番組を見ると
くだらない事で騒いでいる
もっとやるべきニュースは無いのだろうかと
不思議に思いつつテレビの電源を切る
天気も良かったので近所を散歩した
公園のベンチに座り
缶コーヒーを飲みながら
数日ぶりにSNSを開く
とても素敵な記事を読む
金木犀の香りが心を豊かにする
缶コーヒーを飲み干す
サッカーボールを蹴る少年たちの声が空に響く
まだまだ、やれるなと思いベンチを離れる
終わり。
それではまたCiao!
『尾瀬旅行記(前編)』
いつか行ってみたい
いつか観てみたい
いつか訪れてみたい
いつかやってみたい
いつか…いつか…いつか…いつか…
いつか…いつか…いつか…いつか…
いつか…いつか…いつか…いつか…
《いつか》は永遠に《いつか》で終わってしまい
《いつか》なんてものは大抵やってこない
やる奴は既にやってるし
やらない奴はいつまで経ってもやらない
《いつか》を願望で終わらせるのか実際に行動に移すかで
人生や人間力が大きく左右される
自分は《いつか》を実際にやってる奴が好きだし
自分も《いつか》を実際にやってる人間でありたいと思っている
その《いつか》を実行するべく
週末に旅へ行ってきました
✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎
午前5時30分
眠い目を擦りながら玄関の鍵を閉める
肌寒く薄暗さのある空を感じながら
自動販売機でホットコーヒーを買い
車のドリンクホルダーに差し込む
エンジンの音と音声案内の機械的な声が
旅の始まりの合図を告げる
出発。
見慣れた街並みを感じ走りながら
『もう2度とここへは戻ってこねーぞ!』
と心の中で叫びアクセルを踏み込んで
高速道路のゲートを通過する
まだ早朝だというのに車の量が多い
どこかへ行くのか、どこかへ帰るのか
皆んな様々な理由で高速道路を走っている
少し休憩したくなり大好きなサービスエリアに寄る
ここのSAは大きくて広くてお店がたくさん並んでいて
サービスエリア界のエースストライカーでもある
『上里サービスエリア』
・綺麗なトイレ・多彩な自販機・快適なベンチ。
今回も見事にハットトリックを決めてくれました
都心からかなり離れて、この辺りから
空気も澄んでいて深呼吸がとても気持ちいい
緊急事態宣言が解除されたからなのか
まだ朝早かったのに車も人も多く
皆んな上里SAのフィールド内を楽しそうに休息していた
《ken'sサービスエリア格言》
“アイスクリームを持ってる人が多いサービスエリアは魅力的なサービスエリアだと言っていい"
そして東京から約3時間30分
今回の旅の目的は『癒し』だったので
群馬県にある目的地へ到着。
前日に台風が過ぎ去ってくれて
青空。青空。青空。
気候も湿度も最高で
透き通った空気や緑の匂いなど
五感で自然を感じることができて
とても幸せな気分に満たされた
『尾瀬国立公園』
総面積は37,200haらしいです
かなり大きい公園です
東京ドームでいうと約8,086個分みたいです
余談ですが、この東京ドーム何個分って例えありますよね
昔からこの例えがあまりピンとこないんです
その理由は家に東京ドームが無いからだと思います
わかりやすく例えるならもっと身近なモノで例えてほしいですね
この東京ドームの例えって最初に誰がしたんですかね
あまりセンスがよくない例えだと思います
ちなみに、その東京ドームの大きさを畳で例えると約28,861畳になるみたいです
これを4畳半の部屋にすると約6,413部屋分になるらしいです
仮に畳2畳で布団を一組敷くことができるとすると
東京ドームでは大人14,430人が布団を敷いて寝ることができるようです
…なるほど
………
超どうでもいいですね…
話がそれましたね
尾瀬公園の続きに進みますね
今回の旅のメインイベントはハイキングでした
ただ歩くためのだけに車を飛ばして他県へ訪れるのは
とても贅沢だと思ったのもあり尾瀬に行きました
わりと人も沢山いて
子供を連れた家族も多かったです
大きな森の中をただひたすら歩く
普段、ビルや人で溢れている中で生活していると
疲れてしまっている事にも気付かずに
毎日をただ消化しているだけかもしれないと
ここへ来てみて日常を俯瞰で感じることができた
《人間らしい暮らし》って何なんでしょうかね
ここ数年で自分にとっての『贅沢』の価値観が
少しずつ変化してきています
今まで自分がこだわってきたモノや
必死になってしがみついてきたモノへの
不毛さや無意味さがどんどん露呈され
それらがどんどん削ぎ落とされていく
自然にはそんな不思議なチカラがあると思う
とても素敵な遊歩道です
無心になって歩く歩く歩く
目的も目標もなく、ただただ歩く
すれ違う人たちが『こんたちわ』と挨拶をしてくれる
挨拶ってとても良いコミュニケーションだと改めて思う
初めは恥ずかしさもあり声が小さくなっていましたが
徐々に慣れ気持ち良くもなってきて後半には
元気よく挨拶を出来るようにもなってきました
知らない人と挨拶をするのは気持ちがいいものですね
人との繋がりに疲れて、ここへ来たのに
人との繋がりに救われるなんて思わなかったです
外国の子供たちからは『Hello』という声も聞けた
嬉しくなり渾身の『Hello』を返した
正確には少し格好つけて『ヘェロォゥ』と返した
『ヘェロォゥ』って…とも思いましたが
その渾身の『ヘェロォゥ』に
外国の少年が若干ニヤッと微笑んでくれて嬉しかった
しかし『格好つけたのがバレたかも?』とも思ってしまい
恥ずかしくなり歩く足を早めて先へ進んだ
↑綺麗なトイレを使いたいので
公衆トイレにお金を払うシステムは大賛成です
お金を入れたかを監視する人がいないのに
皆さん自主的に100円を入れている姿は
とても清々しく感じました
人間の善意って素晴らしいですね
大きな広場に到着したので
お弁当を食べた
自然の中で食べるお弁当って美味しいですね
ピクニックなんて小学生以来してなかったと
思いめぐらせながら感慨深く堪能しました
結局、尾瀬国立公園を3時間くらい歩いた
疲れたのは疲れたけど
心地良い疲労感でリフレッシュできました
本当に素敵な場所なので
心が疲れている人には絶対にオススメです!
ここからは尾瀬公園の帰り道での悲劇の話です
実は尾瀬へのハイキングコースまでは
直接、自家用車では行けません
山の下の駐車場に車を止めて
バスやタクシーで20分程かけて
登山口へ向かうシステムになっていました
行きはよかったのですが帰りのタクシーの運転手の運転が荒々しくて
山道のクネクネ道を猛スピードで走っていたら
徐々に脂汗が出てきて胃液も込み上げてきてしまった…
やばい…
気持ち悪い…吐きそう…
もう少し丁寧に運転してくれ…
そうなんです。自分は乗り物酔いが超絶に酷いんです
『酔いのケン』といえば関東でも
そこそこ名が通るほどの有名な酔い男なんです
↓詳しくはこちらに記載してます
早く着いてくれ…
さっき食べたお弁当たちが喉の奥でスタンバイしている
その時、なぜか頭の中ではCHAGE&ASKAの
『YAH YAH YAH』のサビが無限ループしていた
早く着いてくれ…早く降ろしてくれ…
YAH〜YAH YAH〜YAH YAH YAH〜…
早くチャゲアス鳴り止んでくれ〜…
死のドライビング&死のYAH YAH YAHは
体感では1時間ほどに感じた
ですが、なんとか頑張って目的地の駐車場へ到着できた
ヘロヘロにダルダルにグロッキーになってしまい
その場に座り込んで40分くらい動くことができなかった
ちなみにその時はスローバージョンの
『YAH YAH YAH』が脳内で無限ループしていました
時間が経つにつれて
ようやく酔いもYAH YAH YAHもストップしてくれたので
気を取り直して予約していた宿へ向かうことにした
その道中で素敵なお店を発見した
めちゃくちゃナイスな店構えに興奮した
車で走ってて、こんな風情のある店が飛び込んできたら
寄らない奴はいないのでは?!って感じるお店でした
もちろんコレを食べることにした
その場で皮を剥いて焼いてくれました
ジューシーで甘くて、まるでジュースを飲んでいるようでした
生涯ベストもろこし!でした
夜景の見える綺麗な高層ビルの高級な料理よりも
自然に囲まれ道端で食べる
とうもろこしの方が自分は圧倒的に好きです
そんな、とうもろこしのような気取らない女性が自分は好きです
本当の贅沢って、こういう事を言うんでしょうね
お店の陽気なおばちゃんに最愛のご馳走さまをして
予約していた宿に向かうことにした
今回はここまでです
続きはまた明日か明後日に更新する予定です
それではまたCiao!
2021年8月 自宅鑑賞映画ベスト10
日常生活が充実していないと
小説や映画や音楽の中に逃げ込んでしまう
それらの物語の中の世界は
あまりにも心地よくて
その世界から出たくないと思ってしまう
しかしそんな心地良い物語にも
必ず終わりが来てしまうものである
終わりが来た瞬間に厳しい現実がのしかかる
その苦しい重圧に耐えかねて
また次の物語の中へと身を委ねてしまう
この繰り返しの日々でなんとか生きています
先月はそんな現実逃避の日々を
わりと多めに過ごしていました
8月は23本の映画を自宅鑑賞しました
その中から独断と偏見でランキングにしました
それではどうぞ!
10位
『火垂るの墓』
8月は終戦日ということもあり
毎年、何かしらの戦争を題材にした映画を観ている
この映画を初めてみたのは小学生の頃で
子供の目にはかなり衝撃的な内容だった
いま観ても目を背けたくなるシーンが多くある
しかし戦争映画を作るなら、それで良いと思う
戦争映画は事実を忠実に悲惨に描いて
もう二度とこんな愚かな事はしてはいけないと思わせてほしいと思う
9位
『アルプススタンドのはしの方』
普段、光の当たらない
はしの方にいる人達にスポットを当てて
輝きを宿す物語は大好きです
どんな人間にも様々なドラマや欲望や心の動きがある
そんな人達のポジションからくる深層心理に共感をしてしまう
他人を応援できる人間って強いですね〜
8位
『スペシャルズ!』
『最強のふたり』の監督作品
全く違う人間同志を組み合わせて
その摩擦を物語にするのが上手い監督ですね
共存と成長。人間と人間が支え合って生きる
社会に上手に適応できない人にも
住みやすい優しい世の中になってほしいです
やはりバディ映画は大好物です
7位
『ソウ』
ワンシチュエーション映画の先駆け的な映画ですかね
初めて観たときは飛び上がるほど興奮した
久しぶりに観ましたが、やはり面白いです
あらゆる創作活動において言えますが
『お金がなければ頭を使えばいい』
そんなアイデア勝負の低予算映画は大好きです
6位
ジム・ジャームッシュ監督作品では一番好きです
この3人の絶妙なバランスと男くさい人間模様は
ストーリーともマッチしていて最高に好きです
穀潰しの男たちの儚いその末路もグレートです!
男に生まれて良かったと思える映画
5位
『ドント・ブリーズ』
続編が公開されるということもあり観ました
とにかく恐怖を促す設定が素晴らしく
その脚本と演出も恐ろしくて
強靭なパワーのある映画でした
観たことのない発想の映画を観るとワクワクしちゃいます♪
続編も悪くはなかったですが
圧倒的にこっちの方が好きです
4位
『82年生まれ、キム・ジヨン』
古臭い価値観や差別的な風潮などに苦しむ
現代の女性の心の葛藤が見事に描かれていた
社会的メッセージ性の強い映画でした
多様性が叫ばれる現代でも
まだまだ苦しんでいる人が沢山いる現状
柔軟性に欠けた頭の固い人達がこの世にいなくなるまでは
多様性のアップデートは難しいのかもしれませんね…
社会的に権力のある人がこの映画を観て
悪しきルールを変えてほしい
3位
『来る』
澤村伊智さんの原作を読んで
この物語を映像化にするのは絶対に不可能だと思いましたが
めちゃくちゃ面白かったです
とにかく演出と脚色が素晴らしい!
中島哲也監督って、やっぱり凄いんだなと感心した
豪華なキャストでお金もたくさん使っていて
こういう振り切った日本映画って少ない印象です
もっともっと、こんな観たいです☆
2位
『許された子どもたち』
『あなたの子どもが 人を殺したら どうしますか?』
これはとんでもなく凄まじい映画だった…
人を殺しても少年法に守られる非道な少年
その少年を無条件に擁護し続ける親
その少年に子供を殺された親の心境
非常識な社会やマスコミからの執拗な罵詈雑言
多くの人に観て考えてみてほしい映画です
主演の少年の恐ろしい目つきが印象的でした
※自分は少年法をもっと厳しく改正するべきだと思います
そして8月のトップは…
1位
『まともじゃないのは君も一緒』
面白い!面白い!面白い!
大好き!大好き!大好き!
最高!最高!最高!最高!
この2人のやり取りは永遠に観ていられる
すべてがパーフェクトで最高な映画でした!
成田凌さんのあの笑い方は素晴らしく愛おしい
今年の上半期ベスト10に入れてる人も多かったですよね
観ていない人は是非、観て楽しんでほしいです
この映画は年一回は観る最高のやつです☆
【おまけ】
これは酷かったです…
藤原竜也さんとの相性はかなり悪いようです
ごめんなさい。
今月もたくさんの映画に救われました
映画って本当に素晴らしいですね〜
それではまたCiao!
『草津旅行記(後編)』
楽しい旅行から帰ってきた後の
虚無感はとてつもなく重く苦しい
旅行先で出た下着や靴下などの洗い物を
洗濯カゴに入れている瞬間の絶望感は
まるで世界が終わってしまったかのように思える
そんな悲壮感のなか、この旅行記を綴っています
皆さんがクリックをしてここへ来て
読んでくれているだけで救われます
本当にありがとうございます
温泉まんじゅうや温泉卵などを食べながら
草津の街を散策する
草津は意外と若い人が多くてビックリした
とても渋いチョイスで好印象です
また集団の若い人達のマナーの良さにも驚いた
普通は旅先で集団になったら騒いだり調子に乗ったり
ナンパなどをしたり誘いを待ったりして
羽目を外すものだと思ってましたが
皆さん常識的に楽しんでいて
時代と共に価値観も変わってきてるのかなと
とても感心してしまった
まぁ草津という情緒ある街を旅行先に選ぶ人は
マナーのある人が多いのかもしれませんね
まだまだ散策
温泉の成分なのか何なのかは不明ですが
温泉が溜まる場所はクリーミーな色になっていて
その色が、かなりグロい…
映画好きにはわかるかもしれませんが
このクリーミーな色を見て
『裸のランチ』という映画を思い出してしまった
↓コイツが脳内に現れた
色見が似てる…あぁ気持ち悪い…
この映画はあまりにも気持ち悪くて
途中でギブアップしてしまった程です
もしかしたら監督は撮影前に草津に来て
アイデアを得たのかと思うほどの類似色
たぶんコイツは硫黄の匂いがするんだと思う
うぅ気持ち悪い…
ちなみに草津の排水溝にもコイツは
薄っすらと、へばりついてました
あぁ〜気持ち悪い…
そして旅館へチェックイン
今回の旅はのんびりと過ごす事が目的だったので
創業450年の歴史ある旅館に泊まることにしました
とにかく旅館のスタッフの対応が本当に素晴らしかった
オモテナシの精神
日本が誇れる文化ですね
普段の旅行ではホテルに泊まるのですが
旅館の和室の部屋もいいものだと感じた
甲冑がある宿は良い旅館という持論を待ってみようかなと
ロビーでふと思いましたが
たぶん伝わりづらそうなので
人に言うのはやめる事にしようと思いました
↑どうでもいいですね
部屋で少しくつろぎ、浴衣に着替えて
早速、温泉へGOすることにした
草津の温泉は日本三名泉の1つという事もあり
本当に素晴らしいお湯でした
とくに露天風呂では
『ゔぁ〜〜〜いぃ〜〜』と
ジジイみたいな雄叫びをあげてしまうほど
気持ちよかったです
脳内ではドリフターズの『いい湯だな』が無限にループしていた
『ババンババンバンバン』の部分を歌ってから
すぐに『アビバノノン』の合いの手を
一人二役で歌うのは隙間がなくて
とても難しいことだなと脳内で思いました
↑超どうでもいいですね
そして夕食。
スタッフの人が部屋に食事を持ってきてくれるシステムだったのですが
スタッフが部屋に入ってきて食事を配膳してくれている時の
あの数分間の無言の空気感はとても苦手でした…
気さくに話しかけられる能力があればいいのですが
人見知りの自分にはそんな能力は皆無なので
無口で頑固な日本男児風の男を演出して
なんとか無言の気まずい雰囲気を乗り切った
あのような時は一体どんな距離感の会話をするのが正解なのかわかりません…
皆さんはどうしてるんだろうか?
意外と皆も日本男児を装っているのかもしれないぞ!と思って納得することにした
夕食はかなり豪華でした
皿の上にのっている半分くらいの食材が
何なのかはわかりませんでしたが
とにかく全部が美味しかったです
他にもどんどん食べ物が運ばれてきましたが
こちとら日本男児風を装うのに忙しくて
写真を撮るのを忘れてしまいました
夕食を食べ終え時計を見たらまだ19:00。
部屋の窓から見える景色を眺めて、くつろいだ
何となく自分の人生について考えてみた
普段の生活で何かに締め付けられて
生きている自分自身に疑問を感じたりもした
もっと自由に気ままに生きても良いのではと思った
日本という国は他国と比べても
かなり自由と安全が守られた国だと思う
しかしそんな自由な日本にいて不自由に生活をして
ストレスを抱えてしまっている自分がバカバカしく思えた
たった数時間、車を走らせれば
こんなにもフレッシュな気分になれるのに
それを普段からやろうとしないのは
何故なんだろうかと思った
草津に来てみて
日本にはまだまだ自分の知らない
素晴らしい場所が沢山あって
好奇心の赴くままに足を踏み入れてみたいと強く感じた
こういう事を考えられるきっかけになれたのは
旅に出てきたからだと思う
心の整理ができてスッキリしたので
そろそろ眠ることにした
眠い…
しかしホテルに比べて旅館はオバケが出そうで怖かった
創業450年という事もあり
450年分のオバケが出てくるのではないかと
不安で怖かったです
でも、もしも450年分のオバケがここにいたら
部屋の中はオバケでパンパンになり
逆に見えないのではないかと思ったりしてたら
疲れて直ぐに熟睡してしまった
翌朝。起床。
普段は起きるのは苦手ですが
今年いちばんスッキリと起きられたと思う
そして朝食。
品揃えも豊富でゴージャス
(↑洗い物が大変そう)
普段は朝ご飯は食べないのですが
この量をペロリと平らげてしまった
そして朝の露天風呂へ
チェックアウトギリギリの入浴だったので
完全に貸し切りでお風呂を堪能しまくった
先日観た『子供はわかってあげない』という映画で
水の中で浮くには死体になればいいと言って
死体の練習をするシーンを思い出し
これはチャンスだと思い
大浴場の広い湯船で死体になって
1人で湯船にプカプカと浮かんでやった
結構上手に湯船に浮くことができて嬉しかった
もしも、この一連の流れを誰かに見られてたら
死ぬほど恥ずかしいと思ったので
直ぐに死体になるのをやめて露天風呂を後にした
チェックアウトをして
車に乗り来た道を戻る
帰り道は悲しくなりましたが
心がリフレッシュできた事の方が嬉しくて
とてもポジティブに車を走らせることができた
アクセルを踏み込み高速道路を加速する
都心に近づくにつれ自然の景色が姿を消し
高いビルや密集した街並みが顔を出す
カーオーディオからはサイモン&ガーファンクルの
『スカボロー・フェア』が優しく流れる
いつもの見慣れた景色がとても新鮮に映る
また明日から少しだけ頑張ってみようと思えた
草津旅行、楽しかったです
ありがとうございました
END
『草津旅行記(前編)』
生きていると幸も不幸も
諸行無常に巻き起こるものだ
良い流れだったり悪い流れだったり
人生は波のように幸不幸のバイオリズムが流れている
自分は良い流れを感じた時は
積極的にアクションを起こす
その逆に悪い流れを感じた時は
一旦現状から離れどこか遠くへ行くようにしている
そうするのが何となく善いような気がしている
ここ最近はずっとバイオリズムが下がっていて
現状から離れてのんびりとしたい…
と思ってなんとなく生活を送っていた
そんなわけで週末に
東京から車で約3時間30分のドライブ
いつも生活をしている場所から
新天地へと向かう道中は心が躍る
高速道路に乗ってETCのゲートが開いた瞬間から
《自由》という無敵のアイテムを手にした気分になる
無敵を手にしてアクセルを踏み込むと
どんよりとした現実が薄れていきエネルギーが加速する
車を走らせている時に、この間に観た
『ドライブ・マイ・カー』という映画の
高速道路をひたすら走るシーンを思い出した
無言でとにかく車を走らせる
あのシーンが今の自分と少し重なって
映画の登場人物ような気分で車を走らせた
都会から離れるにつれ建物の高さが
どんどん低くなっていき景色が一望でき
山や畑なども顔を出して自然が視界に広がる
そんな長閑な風景を観て走っていると
なぜだか涙腺が緩んでくる
やはり少し疲れているんだと再認識する
そして草津に到着。
ドアを開けると
まず硫黄の匂いが鼻を突く
その匂いが温泉地へ来たことを知らせてくれる
希望しかない心地良い空気に気分が上がる
さっそく草津の街を散策
初めての土地を散歩するのは楽しい
目に映るものすべてが新鮮で輝いて見える
ザ温泉街という街並みで心が弾む
ちょうど昼に着いたので腹ごしらえ
お目当てのお店へGO
普段は行列ができるような店らしいですが
すんなりと入店できた
好機のバイオリズムが上がっているのだろうか
草津といえば、蕎麦。
とてつもなく美味しかったです
蕎麦がイキイキとして、漬け汁も美味♪
サイドメニューに鴨の肉を注文
わさびとポン酢でサッパリ
《美味しい食べ物》って
一瞬で幸せの世界へと誘ってくれますね🎶
この日は雨も降っていたので人は少ない様子
人混みが嫌いな自分にとっては好都合なことだ
そして草津のメインプレイスへ
硫黄の匂いの発匂地
とにかく硫黄が濃くて少し呼吸が苦しいくらいの匂いだった
『湯畑』
長年の歴史を感じる光景
生で見ると凄いインパクトがあった
観光客は皆ここで写真撮影をしている
しかし自分は精神年齢が中学生で止まっているので
そんな視覚的なインパクトよりも
『ここで屁をしてもバレないだろうな』と
幼稚でくだらない事を思ってしまった
『もしかしたら、すでに皆ここで屁をこいてるのかも』とも思ってしまった
『あのカップルもあのファミリーも皆ここへ屁をこきに来てるんだ』
『ここは合法的な屁こきスポットだ』
と心の中で思って楽しんでしまった
そんな事を湯畑で思っている低脳な自分に
『自分は一生、大人になれないだろう』と確信をした
そんな気持ちで観光をしました
歩き疲れたので近くの喫茶店へ
旅先での珈琲タイムって大好きなんですよね
ホッと一息ついて静かに幸せを噛み締めることができるので
旅先では絶対に喫茶店へは寄ります
珈琲の種類が3種類以上あるお店の珈琲は
美味しいという持論を持っています
ここは8種類ほどの珈琲がありました
マンデリンを注文
美味しいかった〜
美味しい珈琲を淹れる人は尊敬できます
BGMの音量が小さめのお店の珈琲は美味しいという持論も持っています
このお店はJAZZが流れており選曲と音量は絶妙にGOODでした♪
喫茶店の窓から観光客の楽しんでいる姿を見るのは楽しい
皆んな色々な想いでここに来ているんでしょうね
外へ出て歩いていたら
ある看板が目に入ったので行ってみることにした
『高村光太郎碑』
『松尾芭蕉碑』
両者ともに草津を作品にした詩や俳句があるみたいです
文字が薄れていて読めませんでしたが
おそらく、それっぽい事が書いてある雰囲気だったので
それっぽい顔をして、それっぽく立ち尽くして
それっぽく立ち去りました
我ながら、なかなか上手にそれっぽさを出せたのではないかと思います
狛犬にマスク。
これは今の時世を表してますね
これが良いのか悪いのかはわかりませんが
一体どんな俳句を読むのでしょうかね
『湯もみショー』へ
テレビでは見たことあったけど生では初めてでした
《湯を揉む》って素敵な表現だなと思う
この言葉を初めに使った人のセンスは凄いと思います
懐かしの漫画も展示されていた
様々な著名人も草津で英気を養っていたんでしょうかね
そして湯もみショーのスタート
音楽に合わせて湯をもみ唄を歌う女性たち
風情があり素敵な光景
でしたが…
このショーにはベテランの元気な司会者が
マイクを持って過度なエンタメ感を出していた
やけに、こなれた軽快な進行っぷりや
お決まりの草津ギャグや
常套的な観光客いじりなどをしていて
正直、あの元気なベテラン司会者はいらないと思ってしまった…
自らに酔った元気なマイクパフォーマンスに
風情がないなと思ってしまったのだ
でも湯もみショーは良かった
しかしベテラン司会者のパフォーマンスは続きそれを邪魔する
お決まりの笑いを取った後の司会者の満足そうな表情にもイラっとした
ここで働く女性たちはあの定型文のような語りや
ベテラン司会者のドヤ感を
毎日毎日、何回も何千回も見ていて
一体どんな心境で湯もみをしているんだろうと
そっちの方に興味と意識がいってしまった
ちなみに湯もみをする皆さんは
無表情で死んだように湯もみに集中してるように映った
その光景になんだか共感と愛おしさを感じてしまった
どんな仕事も大変ですね…
そして、いよいよ旅館へチェックイン!
ですが今回はここまで。
明日、この続きを更新する予定です
それではまたCiao!